『ブラタモリ』#85高知(2/3)
~高知の町はなぜ龍馬を生んだ?
🎵よさこい よさこい🎵
────────────────────
どうでしょう。
1998年復元。
じゃなくて
よさこい➡夜さり来い➡夜にいらっしゃい
という意味だそうな。
せっかくなので歌ってみる?
🎵坊さんかんざし買うを見た
どうでしょう。
タモリ「のど自慢にでようかな」
近江ちゃん、歌の意味を知ってた。
純信とお馬な。
なんかたどたどしい。
草彅「二人は駆け落ちするんですが」
へえ。
とっても余談。
バスターミナルになっている。
川に出た。
近江「えっ、そんなに長い…」
高知下町浦戸湾風俗絵巻
長さ10㍍の絵巻には、江戸時代の高知の城下町と堀の様子が描かれている。
おきゃく🎵
皿鉢に献杯・返杯、しばてん音頭じゃき。
みたいな?
川の結節点。すべての物資が集まってきた。
堀の先をさらにたどると、
浦戸湾に出る。
長宗我部さんのお城は、ここにあった。
この人な。
高知城辺りからは直接海を見ることができないけれども、
こともある?
タモリ「怪し~い!」
きましたね!
天然の良港です。
この地形、どうやって出来たんでしょう。
ステキな場所♥
タモリ「お~ すごい浜ですね、ここは」
近江「すごいですね!」
これにも理由があるんです、実は。
緑色岩。
また出た、チャート。
近江ちゃん、うれしそう。
そこまで覚えた。
京都、秩父に続いて、今年三回目の登場だものね。
こちらは、緑色頁岩。
陸からの火山灰が風で運ばれて海の底にたまったもの。
黒色頁岩。
草彅「海の底に積み重なった地層でした」
高知沖の場合は、フィリピン海プレートです。
大陸プレートとの境界が南海トラフ。
南海トラフは陸に近いため陸からの堆積物が多いので、水深約4000㍍と海溝よりも浅めです。
付加体といいます。
付加体は、陸から遠く離れた海域で堆積した細粒な深海底堆積物と、陸側から南海トラフに運ばれたやや祖粒な堆積物で構成されています。
沈み込みの際、新しい堆積物は古い堆積物の下に潜り込むような形になります。
その結果、古い堆積物はどんどん隆起していきます。
さらに成長すると、東北地方の北上山地のように山地になります。
さらに成長すると、造山帯として、アンデス山脈やロッキー山脈のように山脈を作ります。
高知の南部は、地質的に新しい「四万十帯」に属します。
草彅「プレートの力なんです」
秩父は、地質的により古い「秩父帯」に属していますが、石灰岩のでき方も同じ原理でした。
#79秩父
実験コーナー🎵
マーガリンとバターナイフ。
地質学の先生は食品を使うのが好きやき。
マーガリンが海洋プレートでバターナイフが高知のつもりやき。
近江(マーガリンは食べられないなあ。パンはないのかなあ)
グググググ
おお~
シワシワ。
実験成功。今回は分かりやすかった。
付加体は、成長することによって「外縁隆起帯」という盛り上がりを作ります。
この高まりの陸側には、沈み込む海洋プレートによって、上盤側(大陸プレート)が引きずられて少し沈降した「前弧海盆(深海平坦面)」が形成されます。
高知沖では、薄いピンク色の部分が前弧海盆で、土佐海盆といいます。
フィリピン海プレートは南海トラフに対して斜めに沈み込んでいるので、外縁隆起帯が屈折しています。
その結果できた土佐海盆の形に沿って、高知県太平洋岸の湾曲が出来ているようです。
※『日本列島100万年史』山崎晴雄・久保純子著(講談社ブルーバックス)より
比較的新しい地形なのでしょうね。
徐々に盛り上がるので、川の出口が作られたのでしょうか。
どうでしょう。
無理矢理やなあ。
もんぜよ。
次の記事へと続く
📄関連日記
🔘「ブラタモリ」ファンの必読書?~『日本列島100万年史』を読む(1) - 森の踏切番日記(日本列島の成り立ち)
※付加体についてはこちらを御覧下さい。
🔘箱根火山のカルデラの成り立ち他 『日本列島100万年史』を読む(2)北海道・東北・関東 - 森の踏切番日記
🔘南海トラフ地震で富士山が噴火? 『日本列島100万年史』を読む(3)中部 - 森の踏切番日記
🔘近畿三角帯と阪神淡路大震災の話 『日本列島100万年史』を読む(4)近畿 - 森の踏切番日記
🔘南海トラフ大地震が起きるしくみ 『日本列島100万年史』を読む(5)中国・四国・九州 - 森の踏切番日記