『ブラタモリ』#87黒部の奇跡(2/3)
~黒部ダムはなぜ秘境につくられた?
近江(チ・ヨ・コ・レ・エ・ト♥)
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展望台に着きました。
富山大学の竹内章先生再登場。
近江ちゃんに質問。
恐る恐る答える近江ちゃん。
ひが~し~まえたてや~ま~まえたてや~ま~
四股名にしか聞こえない。
前じゃなかった。
富山から見て前が立山連峰。
わかりやすい。
竹内「2つ並ぶのは、まずあり得ないです」
竹内「非常に不思議な地形」
中央アルプスや南アルプスは3000m級の山脈はそれぞれ1つ。これが一般的。
ところが、北アルプスの北側は3000m級の山脈が2つ並んでいる。
どうして?
そんなこと疑問に感じたこともなかったなあ。
マグマか。
立山あたりは地下のマグマがとっても多いと言われる場所。
(出典:地震本部)
太平洋プレートとフィリピン海プレートが大陸プレートの下に潜り込んでいる。
(出典:地震本部)
日本列島の下でマグマがつくられる。
※マグマ発生のしくみについては、「ブラタモリ」ファンの必読書? 『日本列島100万年史』を読む(1)日本列島の成り立ち - 森の踏切番日記を参照のこと。
立山あたりは、ちょうど2つのプレートからマグマが生まれる場所になっている。
タモリ「沈み込み合戦のところだな」
草彅「そこにプレートによる東西からの力がかかるため」
どうやってできたか
恒例の実験コーナー🎵
実験は、やっぱり楽しいなあ🎵
懐かしい!
タモリ「両方から押すと」
先生「マグマが上がってきています」
竹内先生の語り口はソフトで良いなあ。こういう先生が指導教官だと良いなあと思わせるものがあります。
先生「真ん中開いてますね?」
先生「あっ」
タモリ「火山が出てきましたね」
温まり過ぎたw
実験にハプニングはつきもの。
タモリ「東西から圧縮されて」
タモリ「盛り上がりすぎた」
タモリ「まだ押すのか? お前」
草彅「もともと1つだった山は」
もとは1つだったのかあ。
なるほどねえ。
黒部峡谷は割れ目。
よ~くわかりました。
工夫をみていきたいと思います。
前回の放送より
タモリ「これ、端っこが」
上坂「鋭いですね」
タモリ「向こう側の水圧を両岸に押さえる力に変えるんで」
コンクリートが節約でき経済的であり、高いダムを建設するのに適する。川幅の狭い谷間が選ばれることが多い。
質問が専門的過ぎるわ。
近江ちゃん置いてきぼり。
平面的だと荷重(水圧)がはがき(ダム)に垂直にかかるので「たわみ」が発生する。
そうすると、上側には圧縮力が働くが、下側は逆に開く方向に力(引張応力=引き伸ばそうとする力)がかかってしまう。
アーチ構造にすると、アーチには圧縮力が働くので、荷重は両端にかかることになる。
両端には水平反力と垂直反力の合力が支持力として働いてアーチを支える。
なので、両端を支える地盤は強くないと駄目。
草彅「たくさん載せてもくずれません」
ところが、黒部ダムはアーチの両端が岩盤にくっついていない。どうして?
そんなこと疑問に感じたこともなかったなあ。
あえてしている。
論理的に突きつめる森田氏。
谷があった。
基礎岩盤が地形的に厚さが十分ではなかったのでこの形になった。
森田氏納得。
「ドーム型アーチダム」というそうな。
しかも、体積が少なくてすむので、コンクリート使用量を減らすことができた。
設計に当たって高度な技術的検討が必要だったという。
コンピュータ無しだよ。手計算だよ。
これも「高度な技術的検討」をしたのだろうな。
まだまだ黒部ダムのディープな話は続くのであった。
近江ちゃん、ついてきてる?
次の記事へと続く