ブラタモリ #98鹿児島(2/3)
~なぜ鹿児島は明治維新の主役となれた?
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恒例のカルデラの説明
草彅「この火山の大爆発で噴き出したのが」
巨大な噴煙柱が自重を支えきれずに崩壊し、噴煙柱を構成していた火山灰や軽石、岩片が地表を高速で流れるのが巨大火砕流。
東京ドーム12億個て、ようわからんけど、200㎦だそうな。これは、一辺6km弱の立方体になります。鹿児島県の全面積が9132㎢だそうなので、鹿児島県全体に一様に積もったとすると、高さ22mになります。鹿児島市の面積は547㎢だそうなので、鹿児島市に全部集めたら、高さ365mになります。
この噴火で同時に噴出した火山灰(姶良Tn)は、東は東北地方から太平洋沖に、北は朝鮮半島まで飛散したそうな。
草彅「シラスなんです」
山地の斜面では比較的薄く、山地内の谷では厚く谷自体を埋め尽くすように堆積しているそうな。
桜島火山は、1914年の大正噴火以来の大噴火を起こす時期に入ったことを警戒する必要があるという火山学者の意見もあります。
生シラス
粉々。
すごく軟らかい。
草彅「あの台地と崖をつくった理由なんです」
先生「表面の風化が早い」
細かくいうと、火砕流の一次シラスの上に、洪水堆積物の二次シラスが堆積して平坦になったそうな。
草彅「長い年月をかけて垂直に侵食」
草彅「このようにして生まれたシラス台地は」
地形としては比較的新しいので、侵食がまだ進んでいないから、台地が多いという見方もあります。
広範囲に広がるシラス台地こそ鶴丸城が無防備でも大丈夫な理由だった?
シラス台地の上にお城マークがたくさん。
外城は113郷あったとか。
近江「つくりすぎなくらい」
外城がたくさんあった薩摩藩独特の理由が他にもあります。後で出てくるかな?
2億9000万年の重み
崖。
そうそう。
懐かしいネタ。
タモリ「水はけ悪いのかな」
タモリ「水が出てますね!」
草彅「それは山の麓から」
そこで下の方の岩を見てみると…
タモリさんが立っている場所には…
泥岩層がありました。
二つに重なった地層が出来ました。
水を通しにくい泥岩層にぶつかり、
湧き出てくるんです。
編集の都合で放送とは順番を変えました。
これはどうも。
再び生シラス
シラスは空隙が多く水を浸透させやすい。
なかなか下には出てこない。
先生はシラスの味方。
それが鹿児島の町づくり
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📄参考図書
◾『日本列島100万年史』山崎晴雄・久保純子(講談社ブルーバックス)
👉南海トラフ大地震が起きるしくみ 『日本列島100万年史』を読む(5)中国・四国・九州 - 森の踏切番日記
👉鎌田浩毅先生の『地学ノススメ』は現代日本人の必修科目(3)大量絶滅/巨大地震/熊本地震/破局噴火 - 森の踏切番日記