森の踏切番日記

ただのグダグダな日記です/2018年4月からはマイクラ日記をつけています/スマホでのんびりしたサバイバル生活をしています/面倒くさいことは基本しません

2016-01-01から1年間の記事一覧

『非線形科学』メモ(3)

カオスとフラクタルと スケールフリー・ネットワーク 第五章:カオスの世界 ◾マクスウェル/アンリ・ポアンカレ/ホモクリニック交叉/保存力学系/散逸力学系/散逸力学系のカオスは軌道が不安定でありながらアトラクターである/乱流/層流/ランダウ/ロ…

『非線形科学』メモ(2)

BZ反応と蛍の木と ミレニアム・ブリッジ Belousov Zhabotinsky reaction by Stephen Morris(source http://pin.it/6ruhmgngicstbx) 第三章:パターン形成 ◾ベルーソフ・ジャボチンスキー反応(BZ反応)➡物質の濃度が時間とともに周期的に変動しながら化…

『非線形科学』メモ(1)

詩仙堂のししおどしと カルマン渦列と ローレンツ・アトラクタ ここでは、『非線形科学』(蔵本由紀著:集英社新書)を読んで、気になった人物や語句をメモしておく。 Shiva Nataraja 第一章:崩壊と創造 ◾パウル・グランスドルフとイリア・プリゴジンによる…

経験世界の非線形科学

11月の読書録07ーーーーーーー 非線形科学 蔵本由紀 集英社新書(2007/09/19) 1611-07★★★★ ──────────────────── 著者の蔵本由紀(よしき)先生は、1940年生まれ。京都大学名誉教授。国際高等研究所副所長。非線形科学の第一人者。専門は、非線形動力学・非…

『真田丸』第46回「砲弾」の感想

大河ドラマ『真田丸』視聴 第46回「砲弾」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◾家康陣。英国からの大砲がまだ届かず。 家康「ただ待っておるのも癪だのう」 真田丸への攻撃は、前線が勝手に始めた事だけど…

『城塞』下巻再読・和睦後の幸村

『城塞』再読(12) 司馬遼太郎の『城塞』を再読しております。今回から、ようやく下巻に入ります。 徳川家康にとって冬の陣における講和は、あくまで表向きのことであり、大坂から引き上げるとすぐに大坂方を追い込むべく悪謀をめぐらせているのだが、その…

宇宙は数学の言葉でできている

11月の読書録06ーーーーーーー 神が愛した天才数学者たち 吉永良正 角川ソフィア文庫(2011/04/25:2003) 1611-06★★★ ──────────────────────────── 最近、複雑系関連の本を続けて読んでいるので、気分転換の意味で読んでみた。本書は東京出版の『高校への…

『城塞』中巻再読・家康の悪謀

『城塞』再読(11) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しております。今回は、講和会談の経過から講和後の状況まで、家康の悪謀をざっくりと振り返ります。 ◾12月17日、家康、後水尾天皇の仲介を拝辞。 家康からしてみれば、今さら朝廷に出しゃばって欲しく無い…

『城塞』中巻再読・家康大筒作戦

『城塞』再読(10) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しております。今回は、家康による神経戦と和平交渉をざっくりと振り返っておきます。 大坂冬の陣のこの年は、近年にない厳冬が続き、野陣を張る関東方将士の困苦は筆舌に尽くしがたいものがあったようだ。…

『真田丸』第45回「完封」の感想

大河ドラマ『真田丸』視聴 第45回「完封」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ほとんど感想になってません。 ◾11月19日、木津川口の戦い。 ミサスキー! ミサしとる場合か! ◾11月26日、今福・鴫野の戦い。 又兵衛「戦の仕方教えてやるよ」 又兵衛「…

大坂城・真田丸でブラタモリ

『ブラタモリ』#54大坂城・真田丸SP 大坂城はなぜ難攻不落? 真田丸でかくれんぼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 撮影は十月だったようだ。一日で二本分撮ったのかな。タモさんは熱中症対策で帽子着用。 時事ネタ 大坂城・真田丸スペシャル 天守…

今更ながら読んでみた

11月の読書録04ーーーーーーー 小説 君の名は。 新海誠 角川文庫(2016/06/25) 1611-04★★★ ──────────────────────────── 今更ながら、『小説 君の名は。』を読んでみた。映画の方は観ていない。予告編の映像はチェックしたが、それ以上の情報はインプット…

織田有楽斎という人生

11月の読書録02ーーーーーーー 大坂の陣 名将列伝 永岡慶之助 学陽書房人物文庫(2014/03/17:2000) 1611-02★★★ ──────────────────────────── この本は、ブックオフ・オンラインでたまたま見つけた。108円だったので、ついでに買って読んでみた。だいたい…

炬燵して語れ真田が冬の陣 蕪村 ~真田丸の攻防

『城塞』再読(9) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しております。今回は、大河ドラマ『真田丸』に先駆けて、真田丸の攻防戦を振り返りたいと思います。 真田丸の攻防 ◾11月29日、博労淵の戦い、野田・福島の戦いに敗れた大坂方は、翌30日、大坂城惣構えに撤…

木星のオーロラとエウロパ生命体?

[サイエンスZERO]11.06. 木星最接近! 探査機ジュノー最新報告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー サイエンスZEROを見ようと思って、Eテレにしたら、真田昌幸がお茶を飲んで、くつろいでいた。 NASA's Mission Juno 「我々は木星を征服した」 ⭐7…

『真田丸』第44回「築城」の感想

大河ドラマ『真田丸』視聴 第44回「築城」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◾ロウニンジャー作戦会議 「勝てるのか、籠城で」 「私は、そのために来た」 何故か栗山監督を連想した。 二条城しょぼいな。家康、いくらなんでも老けすぎ違うか。家康…

大阪でブラタモリやあ

『ブラタモリ』 #53大阪 大阪はなぜ日本一の商都に? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大阪のおばはん「ブラタモリの撮影やあ」 ブラタモリは、やっぱり街歩きの方が楽しいなあ。 近江「まさかの展開、ごめんなさい」 あべのハルカス展望台へ。 外…

半鐘と並んで高き冬木哉 漱石

11月の読書録01ーーーーーーー 夏目漱石 青春の旅 半藤一利編 文春文庫(1994/08/10) 1611-01★★★ ──────────────────────────── 🐱本書は、平成六年に文春文庫ビジュアル版シリーズの一冊として刊行されたものである。 夏目漱石はその人生において、松山、熊…

真田丸「築城」

『城塞』再読(8) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しておりますが、真田丸の攻防戦の前に、真田丸の形状問題について振り返っておきましょう。 ◾真田丸「築城」 大坂城の弱点は、平坦な上町台地が続く城南にあり、秀吉も気にしていた。そのため堀をつくり、…

『城塞』中巻再読・冬ノ陣

『城塞』再読(7) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しております。今回は冬の陣の戦況を振り返りたいと思います。だんだん面倒臭くなってきたので、ざっくりといきます。 ※11月18日、家康、秀忠と茶臼山で落ち合う。家康は、 「まともに攻めれば、まず五年は…

『城塞』中巻再読・城の中の人たち

『城塞』再読(6) 司馬遼太郎『城塞』中巻を再読しております。今回は、淀殿・秀頼に仕える主な家臣たちについて、簡単に振り返っておこうと思います。 ◾片桐且元(市正) ※弘治2年(1556)生まれ 。片桐家は元々は浅井家に仕えていたようだ。16歳で、秀吉…

『真田丸』第43回「軍議」の感想

大河ドラマ『真田丸』視聴 第43回「軍議」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 真田信之、ええお兄ちゃんやなあ。 「源次郎の好きにさせてやりたいのです」 出番は少ないけど、心に残るせりふを言うよなあ…

『城塞』中巻再読・軍議は踊る

『城塞』再読(5) 司馬遼太郎の『城塞』中巻を再読しております。今回は、大坂冬の陣開戦までの徳川方の動きと大阪城内の対応を振り返っておきます。 豊臣秀頼 司馬は、家康の対大坂政略について、 かれが後世、悪人然とした印象を庶民に植えつけてしまっ…

シェイクスピア別人説

5月の読書録からーーーーーー シェイクスピアの正体 河合祥一郎 新潮文庫(2016/05/01:2008) 1605-09★★★★ ──────────────────────────── 世の中には、「ストラトフォード・アポン・エイヴォンという田舎町出身の役者風情に、あのすばらしいシェイクスピア…

1564の劇を1616書いた人

10月の読書録06ーーーーーーー シェイクスピア 人生劇場の達人 河合祥一郎 中公新書(2016/06/25) 1610-06★★★★ ──────────────────────────── 著者は、1960年、福井県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論)。角川文庫のシェイクスピアの…

若冲生誕300年

10月の読書録05ーーーーーーー 若冲 JAKUCHU 狩野博幸 角川ソフィア文庫(2016/04/25:2010) 1610-05★★★★ ──────────────────────────── 本書は、角川ソフィア文庫のJapanologyシリーズの一冊で、カラー図版が豊富である。伊藤若冲の生涯が詳しく解説されて…

大坂城防衛戦隊ロウニンジャー

『城塞』再読(4) 今回は、大河ドラマ『真田丸』第42回「味方」の復習を兼ねて、司馬遼太郎『城塞』中巻に合わせて、牢人五人衆について見ていこうと思います。 ◾明石全登(あかしてるずみ) ※明石氏は、もとは播磨国明石郡の国人で赤松氏に仕えていたが、…

真田幸村書状原本100年ぶりに発見される

『城塞』再読(3) 今回から、司馬遼太郎『城塞』中巻に入ります。中巻は真田幸村の大坂入城から始まるので、大河ドラマ『真田丸』第41回「入城」の復習を兼ねて、真田幸村の九度山退去を振り返っておきます。 ◾慶長5年(1600)12月、真田昌幸・幸村親子、…

その答は風の中

10月24日(月)の朝刊の文芸欄の〈季節のエッセー〉の担当は詩人の最果タヒ。タイトルは「コートと川」。外出していても「心がインドア」な最果さんは、コートにこだわりがあるようだ。「人口密度に疲れる」最果さんにとって衣類をたくさん着込む秋冬は、他…

『真田丸』第42回「味方」の感想

大河ドラマ『真田丸』視聴 第42回「味方」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『真田丸』を本格的に視聴するのは前回の第41回「入城」からです。大坂の陣をどのように描くのか興味があります。(一年通して見るのは、正直しんどい) 『真田丸』の淀殿…