『ブラタモリ』#86黒部ダム(3/3)
~黒部ダムはなぜ秘境につくられた?
近江「ジャーって!?」
────────────────────
赤丸で囲んだ部分。
黒い四角の部分。
10km先でした。
ダムのすぐ近くに発電所をつくる方法もあるが、黒部ダムの場合は違う。
東京スカイツリーは634m
天望回廊(第二展望台)が450m
天望回廊より約100m上!
ジャーって!?
2億㌧の水が年に4~5回入れ替わるから
8億㌧の水がダムに入ってきていることになる。
高熱隧道だ。
草彅「発電量を大幅にアップしました」
草彅「10カ所に上ります」
約4倍!
黒部ダムが秘境につくられた理由
ひとつは「落差を得る」
ひとつは「大きな水がめをもつ」
よ~く分かりました。
プロジェクトB
出ました地質コーナー。
上流と下流の地形を確認。
下流は急な渓谷。
上流は幅が広い。
水を貯めるには最適地。
『森田たちは、ダムの上流側の地質を確認するために船に乗り込んだ』
『草彅剛がフェイントをかけた』
(参考画像)
まずは、左岸の岩石を採取しましょう。
川は、下流を向いて左手が左岸どす。
京都は、南を向いて左手が左京区どす。
天子さんは南面しはるからどす。
『森田の作業は困難を極めた』
『ようやく採取した岩石は花崗岩だった』
こういう典型的な花崗岩はさすがに分かるな。
『森田は苦難の末右岸の岩石の採取にも成功した』
『やはり花崗岩だった』
これが、とっても大事。
地形図を見てみましょう。
ふむ。
比べてみよう。
地質が異なる場合。
地質が同じ場合。均等に削られる。
『森田は下流の地形が気になった』
『森田たちは建設時の工事用道路へ向かった』
『森田は絶壁を見てぼう然と立ち尽くした』
近江「ほぼ垂直」
崖をつくっている岩を調べるとダムの下流が狭くなっている理由が分かる?
『名もなき作業員が危険を冒して岩を持ち帰ってきた』
『森田は渾身の力をこめて岩をたたき割った』
珪長岩?
(資料画像)
珪長岩は一般的な火成岩だそうな。
素人には違いが分かりません。
富山県は地質的には「飛騨帯」といって、日本列島の中でも最も古い時代の地質帯に属します。
(「ブラタモリ」ファンの必読書? 『日本列島100万年史』を読む(1)日本列島の成り立ち - 森の踏切番日記を参照のこと)
黒部川流域は地質学的にも秘境で、様々な時代の花崗岩が分布していて興味深い地域のようです。
地質の境目が大事。
特に岩質の違う境目は削られやすい。
だから、いろんな種類の境目を流れていく。
水は境目を突いて流れるのか。
急流になるところを選んでダムをつくった。
タモリ「ここしかない」
最適、理想的な場所を選んでるということです。
ドドドドド~
それでは、黒部ダムは秘境に対してどんなふうにつくられたのか?
今回はここまで。
今回もかなりディープだったが、次回はさらにディープなのか?
ヘッドライト🎵
テールライト🎵
旅はまだ終わらない🎵
『そして、タモリに新しいお友達ができた』
おまけ

😺「こんにちは、ボク猫のくろにょん。2013年に黒部ダム50周年を記念して誕生したにょん。8月8日生まれだけど、永遠の1歳だにょん。土いじりと水浴びが大好きだにょん。頭の後ろにハートの模様があるにょん」
参考

黒部川流域の地質
出典:地質情報展 2010とやま -海・山ありて富める大地-/展示ポスター|イベントカレンダー|産総研地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AIST
※上図中央の赤い部分の下が黒部ダムになるようです。少し分かりにくいですけど。番組で使われた地形図より大ざっぱのようです。残念。
次回は

ホントに深いところへ行くんだ。
こちら➡黒部の奇跡でブラタモリ(1/3) - 森の踏切番日記
📄ブラタモリ関連日記
🔘高野山と空海さんでブラタモリ(1/3) - 森の踏切番日記