スマホでマイクラ生活・第3世界編
製図家のコンパス氏の家で村人たちが集会を開いています。
村にヘンな家が増えたことについて話し合っているのでしょうか? それとも、コンパス氏、矢師のヤッシー、製図家のマップ氏と、3人も監禁されたことについて対策を協議しているのでしょうか?
村内は閑散としています。自由に動ける村民で集会に参加していないのは、屋根上暮らしが長かった司書のソクラテスさんと肉屋(革職人かも)の2人くらいでしょうか…
肉屋は、よくフェンスの外に出てしまう奴だと思います。彼は村に馴染んでいないのでしょうか? よくボッチで寂しそうにしています。もしかして、ムラハチ?
それにしても、3×3ブロックの小家屋にほとんどの村民が収容できるほど人口が少なかったのか?
彼らは、よく一ヶ所に集中して食べ物のやり取りをしますが、流行のスポットは定期的に移り変わるようです。どういうきっかけで流行のスポットができて、また、移り変わるのか、村民の習性は良く分かりません…
普段は村内を歩くたびに村民が落としていったジャガイモを拾ってしまうのですが、今回のように村民が屋内に集中していると、ジャガイモを拾うこともありません…
まったく、話が進めにくいな…
こういうときに限ってジャガイモが落ちてないんだものなあ…
村民も空気読めよな…
えーと…
こうやって、貯まりに貯まったジャガイモですが、これ以上増えてしまうのも困りものです。そこで、余剰ジャガイモなどの不要なものは捨ててしまいたいと思います。
スマホのアプリのマイクラ(Bedrock Edition)の場合、アイテムを捨てたいときには、捨てたいアイテムを持って長押しすると…
こうやって、捨てることができますね。数分すれば、捨てたアイテムは自然消滅してくれます。
それでも構わないのですが、少しお行儀が悪いかなという気もします。やはり、ゴミはゴミ箱に捨てたいものです。
そこでゴミ箱を作ろうと思うのですが、方法は二通り考えられます。ひとつは、このサボテンを使ったゴミ箱です。サボテンにドロップしたアイテムが触れると、そのアイテムが消えるという性質を利用したものです。これは簡単に作れます。もう一つの方法は溶岩を利用したゴミ箱で、これも簡単に作れますが、ひと工夫した簡単な自動ゴミ焼却炉を思い付いたので、今回は、その自動ゴミ焼却炉を作ってみようと思います。
ゴミ焼却炉の構造の解説
ということで、クリエイティブモードの世界から、溶岩を使ったゴミ焼却炉の構造を説明したいと思います。主要部はご覧の通り、ドロッパーを使って溶岩にゴミを吐き出させるだけです。とても簡単。
こうやって、周囲を囲ってボタンを付ければ簡単にゴミ焼却炉が出来ますが、ボタン式だと、アイテムを1個1個捨てなければならないので、大量のゴミを捨てるときには時間がかかって仕方ありません。
そこで、クロック回路を使います。コンパレータを減算モードにして、リピータで周期を調節します。上のように4ティック(最大遅延)のリピータを2つ入れると、ランプが周期的に点滅を繰り返します。
※トーチが3つ付いている方がコンパレータです。コンパレータの前側(上の画像では左)のトーチをオンにすると、減算モードになります。通常のオフの状態が比較モードです。信号がループして周期的にオンオフを繰り返すのがクロック回路です。
リピータを外して回路をつなぐと、周期は最小になります。つまり、振動数が最大になります。こうなると、ランプは(見た目では)点滅しません。光りっぱなしです。
そこで、ピストンにつなぐと、ガシャコンガシャコンと最大振動数でピストン運動します。ドロッパーにつなげるのも、このリピータを入れない最小周期のクロック回路でよいことになります。
※クロック回路は、上のようにつなげるのが一般的ですが、どちらでも同じことです。奥に見えるのは、「簡単カボチャ自動収穫装置を考える~第3世界編(101) - 森の踏切番日記」で紹介したクロック回路+パルス回路です。
この最小周期のクロック回路をドロッパーにつないで…
レバーでオンにすれば、大量のゴミを自動的に処分することができますが…
ゴミを処分し終わっても、レバーをオフにしない限り装置が止まらないので、その場を離れることが出来ません。できれば、自動的にオフになる装置にしたいものです。
※レッドストーンパウダーの経路の奥の終点があるブロックの下にドロッパーがあります。これで、ドロッパーに信号が伝わります。
そこで使うのが、コンパレータのアイテム収納量測定機能です。コンパレータは、チェストやホッパーの隣につなぐと、収納量に応じて信号を出力します。収納量が多ければ信号は強く、少なければ弱く出力されます。収納量がゼロになると、出力もゼロになります。これはドロッパーにも使えます。
※コンパレータのアイテム収納量測定機能については、こちらを参照して下さい👇
ということで、コンパレータをドロッパーの隣に置きます。出力信号が弱いので隣にリピータを置いて信号を増幅させる必要があります。
ここにブロックを置いて、レッドストーンパウダーを置くと、信号が上に伝わります。
そして、クロック回路につなげば、ドロッパーにゴミを入れると回路がオンになり、ゴミが無くなると自動的にオフになってくれます。とても便利♪
シュポポポポポとね♪
回路は、こう置いても同じです。
上のように囲って…
回路を隠せば、実用的なゴミ焼却炉の完成です。
今回は、これだけの大きさのゴミ焼却炉を作る適当な場所が地上に無いので、地下室にゴミ焼却炉を作ろうと思います。
地下室にゴミ焼却炉を作る
ということで、地下室に幅5ブロック、奥行き4ブロック、高さ3ブロックのスペースを作りました。ここまで掘る必要はないのですが、分かりやすいので…
右から2ブロック目、奥へ3ブロック目に溶岩を入れる穴を開けて、その手前に奥からドロッパーを置きます。それから、穴に溶岩を入れます。
ちなみに、これがドロッパーのレシピです。とてもリーズナブル♪
周囲を石とガラスブロックで囲って、回路を置いていきます。
こうですね…
上は、こうです。この回路を置くときは、上のブロックを掘らないと無理です。回路を置いてから、元に戻しました。
※上に置くコンパレータは減算モードにすることを忘れないようにしましょう。
それでは、1スタックのジャガイモをドロッパーに入れて試験してみましょう。ドロッパーにアイテムを入れるとすぐに作動するので、間違って大切なものを入れてしまわないように注意しましょう。
作動しました!
シュポポポポポポポポポポポ…
あっという間でした…
ドロップしたジャガイモをスクショで撮れないくらい速かった…
回路を隠して、ゴミ焼却炉の完成です!
側面はガラスブロックを使いました。
地下通路に通じるドア周りも石ブロックにしました。
このゴミ焼却炉は簡単な構造なので、レッドストーン回路の基本が分かってくれば、誰でも思い付くと思います。私はYouTubeのマイクラ動画は、カズクラさんのシーズン2くらいしか見てなくて、それもようやく今年の初め頃の動画まで見たところ(白米行方不明事件あたり)なのですが、検索してみると、カズクラ2では今年の4月頃にほぼ同じ装置を作ったはるようです。まあ、ポピュラーな装置なのだと思います。
余談…
ドロッパーとよく似た装置にディスペンサー(発射装置)があります。右がドロッパーで、左がディスペンサーです。材料もディスペンサーはドロッパーの材料に弓を加えただけと、よく似ています。ここで、ドロッパーとディスペンサーの違いを確かめておこうと思います。
ボタンを後ろのブロックに付けて、いろいろなアイテムをそれぞれの装置に入れて効果を検証してみます。
カボチャを入れた場合、ディスペンサーはこんな感じです。
ドロッパーはこんな感じです。飛距離がちょっと違います。ドロッパーは、まさにドロップする感じですね。
水入りバケツを入れた場合…
ボタンを押すと、ディスペンサーは、このように水を流します。
もう一度ボタンを押すと、水が回収されます。
それに対してドロッパーの場合は、水入りバケツがそのままドロップされるだけです。これが、ディスペンサーとドロッパーの大きな違いです。つまり、ディスペンサーはアイテムを作動させることができるわけです。
溶岩バケツをディスペンサーに入れてボタンを押すと、溶岩が流れ出ます。
もう一度ボタンを押すと、溶岩が回収されます。
ディスペンサーに矢を入れてボタンを押すと、矢が発射されます。レシピに弓が含まれているので、納得の効果です。
ドロッパーの方は、矢がドロップされるだけです。
トライデントの方が分かりやすいかな。ディスペンサーだと、ビュンと飛んでいきます。
ドロッパーだと、ポロッと落ちるだけです。
ディスペンサーで矢を連続発射するには、やはりクロック回路を使います。
矢を沢山入れて、レバーをオンにすると…
ビュンビュン矢が飛んでいきます。
精度悪っ!
これではドン勝できんな…