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森の踏切番日記

人生LARKしたい

「源氏びと」の聖地巡り

5月の読書録04ーーーーーーー

 明解源氏物語五十四帖 あらすじとその舞台

 池田弥三郎 伊藤好英

 淡交社(2008/05/12)

 1705-04★★★

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🐱この4月から毎週月曜日に、市内に住んだはる作家のいしいしんじはんが、朝刊に源氏物語の現代京ことば訳いう連載を始めはってん。今週で8回目なんやけど、ようやっと「帚木」の源氏の君が空蟬を口説く所までいかはったんや。これ、長い連載になりそうやわあ。

🐱いしいはんは、大阪生まれやしい、ネイティブの京都人ちゃうしい、現代的な言葉遣いやしい、京ことばいうよりも京都弁いう感じやなあ。なんか大阪からお嫁さんに来はった近所のおばちゃんに源氏物語聞かせてもろてるいう感じやわあ。

🐱どんな感じか、最初のトコをチョロンと引用させてもらうとこんなんや。

どの帝様の、ころやったやろか。

女御やら、更衣やら…ようさんいたはるなかに、最高位のご身分でもあらしまへんのに、とくべつなご寵愛をうけはった、更衣はんがいてはってねえ。

🐱それからな、第1面では「京都ぎらい」の井上章一センセが「現代洛中洛外もよう」いうコラムを始めはったんやけど、これも井上センセらしい、ひねた文章で京都のことをくさしてはってな、ホンマようやらはるわあ。あ、そうそ。京都で新聞言うたら京都新聞のことやから。

 


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土佐光起「紫式部

 

 

源氏物語については、部分的には読んだことはあるけれども、原典はもちろんのこと現代語訳も通して読んだことはない。あらすじ本は読んだことがあるが、おおむね高校の参考書程度の知識しか無いといってもよい。昔の恋愛小説にはあまり興味を持てないのだ。それでも、今回の源氏物語現代京都弁訳の連載を機会に少し源氏物語を復習してみようと思い本書を読んでみた。

 

淡交社は茶道関係に強い京都の出版社で、本書は元々は1976年にカラー古典シリーズの一環として『カラー源氏物語』というタイトルで出版されたものらしい。それを2008年の源氏物語千年紀にカラー写真を除いて復刊したということだ。

 

池田弥三郎(1914~1982)は、折口信夫に師事した国文学者、民俗学者。東京生まれで東京育ち(生家は銀座の天麩羅屋らしい)の著者が旅行者の立場で源氏物語縁の聖地を各帖ごとに巡る随筆が本書の中心となっている。元本には各帖ごとに写真が付いていたのが本書では除かれたことになる。40年前の京都の風景も今となっては貴重だと思うので残念なことである。コストの問題か権利の問題でもあったのかも知れない。

 

◽著者は「源氏物語の中に、その精神生活を探るよすがを留めている人々」のことを「源氏びと」と呼んでいる。これは、登場人物だけをいうわけでもなくモデルとなる実在人物だけをいうわけでもないという。源氏物語を生み出した王朝社会に生きた人々を、その「内生活の抽象」として源氏物語の中に見いだすということのようである。ちょっと難しい。

 

◽本書で紹介されている聖地も、源氏物語の舞台だから訪れるのではなく、「源氏びと」の内生活の記念の場所だから訪れるのだという。そして、著者はその場所を「名どころ」と呼び単なる「名所」と区別している。これは将に今言うところの「聖地」である。著者は「源氏旅行」と呼んでいるが、これも今言うところの「聖地巡礼」に他ならない。従って、本書は源氏物語オタクの聖地巡礼の書と言ってもよいと思う。

 

◽著者が訪れた聖地は、平安京内裏、賀茂川、夕顔の墓(架空の人物なのに墓がある)、鞍馬寺、北野、高尾、賀茂社野宮神社、廬山寺、須磨、明石、住吉、紙屋川、逢坂の関、清涼寺、大堰川左岸、冬の嵐山、桃園(西陣)、二条城周辺、長谷寺、六条、今出川通、瀬田、大原、大原野、石山寺仁和寺、男山、小幡、岩戸落葉神社、冷泉院、小野、鳥辺野、大覚寺平安神宮宇治橋宇治川、小幡山、巨椋池、勧修寺、山科川平等院宇治神社、橋寺、三室戸寺、横川、比叡山など。京都・宇治を中心に畿内各所にわたる。五年近くかかったというからかなりの労作である。

 

◽「橋姫」の帖では、宇治橋が取り上げられている。「橋姫伝説」といえば嫉妬深い女神のことなのだが、「源氏びと」の間では宇治の橋姫はすでに美化されていて民間伝承とは離れていたという解説を読んで、自分の勘違いに気がついた。民間伝承の「橋姫伝説」は源氏物語には反映されていないようだ。

 

◽「早蕨」の帖では、小幡山を取り上げている。宇治十帖の舞台を想像する場合、今は干拓されて無くなってしまった巨椋池がどの程度の大きさだったかを考えなければならない。著者は小幡山を今の小幡辺りでは無くて、もっと西寄りだったのではないかと推測している。つまり、京から宇治へ向かうには、「深草を通り過ぎて、大亀谷から、斜めに、低い峠を越えて、六地蔵に出た」と推測し、この道が越える山路こそ「小幡山」であったと主張している。源氏びとは、小幡山を畏怖していたという。

 

◽あらすじの方は、池田弥三郎の教え子である伊藤好英が担当している。各帖ごとのあらすじが簡潔にまとめられている。やはり、あらすじを読んだだけでは源氏物語の良さは分からないなと反省した。

 

◽本書には付録として、主要人物系図、源氏物語略年譜、主要人物一覧、用語解説、参考地図、平安京図、平安京内裏図が付いていて、これらは大変分かりやすく便利である。

 

いしいしんじ訳の連載では、毎回原文の一部も掲載されているのだが、音読してみて美しい文だなと思う。本来なら原典を読むべきなのだろうが、折口信夫が語っているように、源氏物語の不幸は長すぎることにある。源氏物語に取り組むにはそれなりの覚悟を求められるような気がして二の足を踏むのである。

 

◽本書はそれなりに面白く読んだが、あらすじを知る目的としては少し物足りなかったので、次はもっと詳しい阿刀田高の『源氏物語を知っていますか』を読んでみようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ『有頂天家族2』第7話感想~大絶賛


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第7話「金曜倶楽部、再び」

アニメ『有頂天家族2』は、地元京都では月曜日の夜8時から放送しているのですが、今週は所用があって視聴できませんでした。本日、ようやく視聴できたので、遅ればせながら感想を書きます。

 


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夷川早雲によって地獄絵屏風の中に突き落とされた矢三郎だが、幸運にも弁天に助けられて無事現世に戻ることができた。


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矢三郎は、弁天に連れられて寿老人所有の三階建て叡山電車の中に入り寿老人と面会する。

この電車、どうやって庭へ運びこんだのか、原作者の森見氏にも見当がつかないのだそうな。


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海星ちゃんも様子をうかがう。


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ラスボス感漂う寿老人。

夜は短し歩けよ乙女』に出てくる李白と同一人物かどうかは不明。

 

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「あなたでも地獄は怖いのですか?」

「怖いとも。まるで己の臓物を見るようでな」


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地獄絵屏風の全貌。菖蒲池画伯が書き足した仏様の手から蜘蛛の糸が垂れている。

寿老人の逆鱗に触れて地獄絵屏風の中に突き落とされた幻術師天満屋は、地獄でラーメン屋台を営みながらチャンスを伺い、蜘蛛の糸を伝って現世に生還したという。


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屋上の露天風呂へ向かう弁天と矢三郎。三階建て叡山電車の屋上には、なぜか竹林がある。原作者の森見氏は『美女と竹林』という問題作をうっかり書いてしまうくらい竹林に愛着を感じているようだ。


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露天風呂で淀川教授発見。珈琲牛乳は湯上がりに飲んで欲しい。


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「これはどうもはじめまして」

素知らぬ顔で夷川早雲と握手をする矢三郎。早雲はしかめっ面。

夷川早雲の野望は金曜倶楽部の一員になること。狸なのに何故狸鍋を食す金曜倶楽部に入りたがるのか?


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「良いお湯ですこと」

突如として男湯に乱入してきた弁天。一人で女湯にいてもつまらないからだろうか。

アニメでは何故か入浴シーンがお約束だが、この場面は原作小説にもある。ここは森見氏のスケベ心に感謝を捧げよう。

美女と温泉とは天下無敵の取り合わせ、極楽とは温泉のことと見つけたり。

 

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「よう矢三郎君。また会ったな」

再び、寿老人の「飼い犬」となった天満屋。キモ過ぎるぞ。弁天は天満屋を毛嫌いしている。


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夷川早雲持ち込みの偽電気ブランで乾杯。

人間7人、半天狗1人、毛玉2匹。


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夷川早雲は金曜倶楽部入りを確実なものとするために、水がわき出る不思議な石・龍石を寿老人に献上するが、寿老人はそれを弁天に与えてしまう。弁天は、成り行きを面白がって見ている。


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「なぜなら愛とは押しつけるものだからですよ」

有馬温泉の夜は更けて、宴もたけなわ偽電気ブランの酔いがまわる中、狸愛の巨人・淀川教授が狸鍋反対演説をぶちかます。淀川教授は、詭弁論部OBなので詭弁はお手の物なのだ。淀川教授の詭弁踊りも見てみたいものだ。それにしても、何故にこの人たちは狸鍋に拘るのだろうか。


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椅子に縛りつけられ達磨を頭に乗せられた淀川教授を寿老人の独逸製空気銃が狙う。行方不明になっていた二代目の空気銃がこんな所にあったとはね。


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「身捨つるほどの狸はありや?」


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「あなたの歪んだ愛の思想にはついていけない。もう限界だということが今日ハッキリと分かりました」

淀川教授の危機に思わずテーブルに這い上がり、狸芝居を打ってみせる矢三郎。


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「実は、私は狸鍋に興味津々なんです」

だんだん言ってることが無茶苦茶になっていく矢三郎。この話、どうやって落とすつもりか。


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「それなら金曜倶楽部に入ればいいじゃない?」

驚愕の夷川早雲。弁天さん、明らかに面白がっている。


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「これが私と矢三郎から、寿老人への献上品ですのよ」

弁天が天満屋に命じて持ってこさせたのは、なんと赤玉先生の茶釜エンジン。赤玉ポートワインを燃料に空を飛ぶ天狗的道具なのだ。

何故、弁天は茶釜エンジンを持ち込んでいたのか。思うに3階建て叡山電車が空を飛んだら面白いなと思って余興のつもりで準備していたのではないだろうか。矢三郎が面白いことを言い始めたので悪戯心を出したと見た。


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「大還暦を迎えるには格好の小道具なり。貴君を布袋の席に迎えよう。金曜倶楽部へようこそ」

大還暦(120歳)とは。さすが、寿老人と呼ばれるだけのことはある。

矢三郎、金曜倶楽部入りの大どんでん返し。


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舌出し弁天。カワイイ。夷川の野望を打ち砕いて面白がっているようでもあり、矢三郎をさあどうするつもりと挑発しているようでもある。


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「私のものは私のものよ」

あまりの展開に怒り狂った夷川は龍石を返せとけち臭いことを言うが、弁天は取り合わない。


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「矢三郎、お前はどこまで邪魔をするのだ!」

ブチ切れて矢三郎に八つ当たりをする夷川早雲。前作で狸界を追放された夷川早雲にとって、金曜倶楽部に迎えられて狸界に復讐することだけが唯一の望みだったのだ。なんという愚かな毛玉であることか。


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矢三郎「化けるな!」

怒りのあまり、赤鬼に化けて暴れ回る夷川早雲。


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矢三郎「撃つな!」

銃声が響き、鬼と化した夷川早雲は何処へか消え失せてしまう。


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「まさかモノノケであったとは」

「鬼が出ることもあろう。温泉の地下には地獄が埋まっているのでな」

地獄が無いと極楽は生まれないのよ。ブラタモリでやってた。

 


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「夷川早雲、これより冥途へ罷り越す」

父の敵ではあるが叔父でもある夷川早雲の最期を見届け、うなだれる矢三郎。

いかんいかん、うっかり感動するところだった。狸が1匹死んだだけだった。かちかち山の狸に同情することはない。

 

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「少しの間、私と父だけにしてくれる?」

海星ちゃんは、ひそかに父親を捜しに有馬温泉へ来ていたようだ。極悪狸といえども父であることには変わりないか。

 

 

 


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ほぼ原作に忠実な内容で、無駄なシーンが一つもない素晴らしいアニメだった。小道具の使い方も上手いし、伏線の張り方も上手いし、何と言ってもセリフ回しが最高に面白い。改めて原作の素晴らしさを実感できた。また、それを見事にアニメに仕上げたスタッフの仕事も素晴らしいものだと思った。大絶賛します。


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次回、第8話は「夷川海星の秘密」

原作通りにいけば、夷川早雲の葬儀が盛大に執り行われることになる。そこへ、出奔していた夷川家長男の夷川呉一郎が帰ってくる。弁天は二代目と清水さんでデートをする。そして、矢三郎は何故かツチノコを探しに山に籠もり、海星ちゃんの秘密が明らかになる。

 


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前作『有頂天家族』第9話より。銭湯の冬至の柚子湯につかる夷川海星。

 

 

 

♨この記事の前

アニメ『有頂天家族2』第6話感想 - 森の踏切番日記

 

 

 

 

 

 

アニメ『サクラダリセット』第8話の感想

#8WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL 3/3


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岡絵里によって、佐々野の写真の中に閉じ込められた浅井ケイ。


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岡絵里が写真の中にいないのは、ギリギリ写真の風景の外側にいたから。


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ケイ自身も風景の外側に出れば写真の中から出られるので足止めにはならないが、時間稼ぎにはなる。


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岡絵里が、灯台のドアに鍵をかけたので下に降りられない。


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岡絵里は、春埼美空に二人は友達だという偽の記憶を植え付けようとする。


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ところが、岡絵里の行動を予測していたケイは、岡絵里の記憶操作を否定する言葉を予め録音していたのだ。春埼はそれを聞き続けていた。

岡絵里の記憶操作能力は、同じ人間に新たに使うと前の効果はなくなるので、ケイは岡絵里が春埼に対して新たに能力を使うように仕向けたのだった。

これで、春埼はリセット能力を取り戻すことができた。岡絵里は行動も考え方も子供っぽくて、ケイの敵ではなかった。


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「私の記憶とケイの言葉なら、どちらを信じるべきか明白です」

二年前に春埼は「浅井ケイを信頼する」というゼロ番目のルールを決めたので迷いがない。


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「なら、先輩の記憶を全部、奪ってやるよ」

「それはだめです」


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春埼の合図で、扉に穴を開けて登場した村瀬陽香。かなり出待ちが長かったから不機嫌なんじゃね?


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「浅井に頼まれたのよ。春埼が襲われる予定だから、恰好よく助けてくれってね」


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浅井ケイの記憶保持能力は、一度読んだ本の内容を全て記憶できる。教科書も一度読んでしまえば十分なのだ。これまで彼が見聞きした岡絵里の言動も全て記憶している。しかも、彼は知能が高いので、岡絵里に関する情報を分析し彼女の性格や考え方を推理し行動を予測することが可能なのだ。だから、管理局はケイを危険視するのだろう。彼ならアルファ碁と互角の勝負が出来ると思う。

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岡絵里は拗ねてお帰り。原作よりも子供っぽい感じがよく出ていて分かりやすい。

岡絵里は、ケイに勝つためにより強い能力を求めることになる。具体的には、未来視能力を持つ魔女さんを連れ出して、ケイに勝てる未来を聞き出すと言うことか。


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村瀬と二人の距離感がビミョー。原作では二人きりの場面なので遠慮しているのか?


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「今日あったことを、私は忘れたくはありません。能力を失ったことと、貴方がそれを取り戻すと約束してくれたことを、できるなら覚えていたいです」


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「セーブ」


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佐々野宏幸氏の回想の中の魔女さん、12歳。カワイイ。散りゆく花に儚さを覚えるお年頃。


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13歳の佐々野少年が恋に落ちた瞬間。


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50年間ずっと魔女さんが好きだった。待つことだけが人生だった人。


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原作では立ったままの朝食だったが座らせてもらっている。よかったね。このタイプのワンルームマンションは、結構家賃が高いと思う。


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原作よりもベーコンエッグが増えて、サラダも手が込んでいる。オイルサーディンは結構高いし、高校生の自炊にしては豪華な朝食。


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いろいろ考え込んでいると郵便が届く。リセット前には起こらなかった出来事。


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佐々野の写真が3枚。メモ付きの女性が写った浜辺の写真と佐々野宅の庭の満開の桜の写真とケイが欲しかった相麻菫が写った夕暮れのテトラポットの写真。


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写真の中の魔女さん、推定34歳。カワイイ。


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「つまり、私が私を裏切ったのね」

 
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ここまでは全て、魔女さんが死ぬ前の1週間を佐々野氏と共に過ごすために仕組んだことだったのだ。岡絵里も浅井ケイも魔女さんに利用されたことになる。このまま、魔女さんの計画が成功すれば岡絵里は管理局から何らかのペナルティが課せられることは間違いない。28年前の魔女さんは、自分のワガママのために他人を犠牲にしても良いものか、内心迷いがあったのだろう。

 

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「結局、他人事だから、罪悪感に耐えられなかっただけ」


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写真の中の魔女さんは単なるコピーでしかないので、割と投げやり。10分経って、写真の中の風景とともに魔女さん(のコピー)は消えてしまった。

原作を最後まで読んでから彼女の言葉を聞くと、色々考えさせられる。


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原作によると、写真の中で移動すると現実に戻った時その分位置が変化する。だから、その分足跡が消えている。これが、ケイの魔女脱出作戦のヒントになる。説明がないと分かりにくい。


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リセット後は、まだ会っていないことになる佐々野氏に連絡。岡絵里を犠牲にしない方法で、魔女と佐々野を手伝うことを告げる。


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ケイの心の中の葛藤はアニメでは表現しきれないか。


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「私が野ノ尾盛夏だ。関テレで放送されている『サクラダリセット』だけ他より90秒ほど短いという噂をさっき知った。本当だとしたら、ショックだ。私は悲しいぞ」


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CMの間にケイは佐々野や春埼や村瀬と打ち合わせをして魔女が軟禁されているビルへ向かう。


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岡絵里待ち。


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岡絵里登場。ビルに潜入。


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続いて、ケイたちもビルに潜入。魔女の脱出経路を確保するために写真を撮る。


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管理局員3人と岡絵里。


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「そこまでだよ、岡絵里」


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管理局員が村瀬を止めるために何らかの能力を使おうと右手を突き出す。


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「全身、能力」

写真をその男に押し当て破る。


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男だけ写真の中の風景に消える。佐々野氏は魔女の脱出経路を確保するために写真を撮る。写真に人が写り込んではいけない。春埼、ケイに駆け寄る。

写真の中の風景は、一時的に発生する仮想空間と解釈すれば良いか。外から見れば、一時的に男の存在は消滅するということか。細かいことは、まあ良いか。


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村瀬、佐々野から写真を受け取り、部屋から抜け出す。


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村瀬がビルから抜け出すまで時間稼ぎ。


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「リセット」


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「8月8日、午後9時28分、55秒です」


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リセット能力は、過去を再現する能力であって、時間移動する能力ではない。自身の能力によってリセットの影響を受けない村瀬は、ビルの外(リセット前にいた場所)に取り残される。だから、村瀬がビルから抜け出すまでリセット出来なかった。


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ケイが、村瀬の能力を使って強引に魔女に会いに行く計画を立てる。


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魔女がそれを未来視する。


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魔女が回避すれば、この未来は訪れない。


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原作では、ケイが岡絵里を呼び出しているので、多分ケイが呼び出したのだろう。


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無防備な僕に君は何も出来ないよ」


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「先輩は、ずるい」

「私は先輩に勝たないといけないのに。戦いたいのに、戦わせてくれない」


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原作から引用すると、

岡絵里は、決して藤川絵里とは戦えない。

彼女が本当に求めている勝利を、彼女の外側では探せない。


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岡絵里が、自分の中の藤川絵里を受け入れることが出来るようになったら、もう少し楽に生きられるようになるのだろうな。

少し大人になった先輩にかまってもらいたくて甘えているようにも見えるけど。

子供っぽいけどひたむきな感じは、よく描かれていたと思う。岡絵里の可愛らしさが分かったような気がする。


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津島から電話。

「ある人物がお前に遭いたがっている」


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「管理局のものです。お迎えに上がりました」


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お久しぶり。それとも、初めましてというべきかしら?」


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リセット前のセリフを忠実に再現する二人。


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「もっと近くに来て」


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監視カメラから見えないように写真を手渡し。


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「会いたかったわ、浅井ケイ。ずっと貴方に謝りたいと思っていたの」


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魔女さんが何を謝ろうとしていたのか、今なら分かる。 


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「貴方は、石に恋することができる?」


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魔女さんにとって「石に恋すること」は、過去を愛し続けることだったようだ。魔女さん自身が「石」だったような気もする。自分が「石」ではないことを確認するために佐々野氏に会いに行くということなのだろう。

浅井ケイのセリフにもう少し間があった方が良いと思った。


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写真の中の風景を通って、誰にも見とがめられずにビルを脱出。


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「貴女の未来が、幸福なものであることを願っています」


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「貴方は、貴方の未来を知りたい?」

「もしそれが、辛いものだとしても?」


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魔女さんが死んだら、佐々野氏は後を追うんじゃないだろうか。


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大人のメルヘンでした。

 


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Strappingは、春埼のケータイのネコのストラップの事かな。


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次回は、再び時間をさかのぼって中学2年の2学期、『MEMORY in CHILDREN』の後日談のようだ。

 

 

 

📄この記事の前

アニメ『サクラダリセット』第7話の感想 - 森の踏切番日記

 

📄関連日記

『魔女と思い出と赤い目をした女の子/サクラダリセット2』の時間の流れ方のまとめ - 森の踏切番日記

 

 

 

 

 

松岡譲『漱石の印税帖』の感想 ~漱石の娘婿の憂鬱

5月の読書録03ーーーーーーー

 漱石の印税帖

 松岡譲

 文春文庫(2017/02/10)

 1705-03★★★

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🐱著者の松岡譲は、明治24年(1891)、新潟県古志郡(現在の長岡市鷺巣町)の寺の生まれ。旧制長岡中学、一高を経て東京帝国大学文学部哲学科に入学。久米正雄菊池寛芥川龍之介らと共に第三次(1914)、第四次(1916)「新思潮」を発刊。晩年の漱石の門人となる。大学卒業の翌年、大正7年(1818)4月に漱石の長女・筆子と結婚。昭和44年(1969)7月没。主著に『法城を護る人々』『敦煌物語』など。

 

🐱本書は、昭和30年に朝日新聞社より刊行された単行本『漱石の印税帖』が文庫化されたものである。この文庫版には「娘婿がみた素顔の文豪」という副題が付いていて、全部で10編の随筆の内6編が漱石に関するものである。残り4編は「新思潮」時代の回想などであるが、こちらも興味深い内容である。

はっきりと書かれてはいないが、所々に夏目鏡子未亡人に振り回されている様子が垣間見られて苦労がしのばれる。

 

 

 

🔘「漱石の印税帖」では、夏目家に保存されていた印税覚帖から、当時のベストセラー作家だった漱石の本が実際にはどの程度売れていたのか考察している。不完全な資料なのでおおよその事しか分からないが、漱石在世中より死後に圧倒的に売れ始めた。これは、廉価版が出始めたり全集が刊行されたりしてマーケットが広がったことや、本人の声望が死後の方が上がったことや、世間の景気が影響しているのではないかと著者は推測している。著者は、漱石在世中の12年間でおよそ10万冊に対して、大正6年から12年までの7年間でおよそ70万冊売れたと分析している。この漱石死後の7年間は、著者自身が覚帖を認めたこともあって詳しいデータが残っているのだが、それによると『猫』『坊ちゃん』『草枕』が、やはりよく売れている。

 

 

🔘「漱石の万年筆」は、漱石山房にあったはずの漱石遺愛の万年筆(のペン尖)と硯が、戦後富山県の高岡から出てきたという話。盗品が巡り巡って高岡までいったようで、探偵小説風味の作品。漱石山房の様子が詳しく再現されていて興味深かった。また、義弟の純一について「相変わらずのお殿様だ」と、揶揄しているのが印象に残った。

 

 

🔘「贋漱石は、漱石の書画の鑑定の第一人者である著者が見てきた贋作にまつわる話。著者の娘である半藤末利子の『夏目家の福猫』(新潮文庫)によると、著者が大正9年から亡くなるまでの約50年間に鑑定した真漱石の数は500余に対して贋漱石は2000点近くに及んだという。ややこしいことに、漱石の俳号を使っていたのは夏目漱石だけではないということもあるのだそうだ。

 

 

🔘「漱石の顔」「宗教的問答」「『明暗』の頃」には、著者が木曜会で見聞した漱石との対話や木曜会の様子が記されていて貴重である。『明暗』には、推理小説の手法が取り入れられているという意見が印象に残った。

 

 

🔘「蘆花の演説」は、漱石とは関係なく、明治44年(1911)2月1日に催された一高の弁論部大会での徳冨蘆花の「社会主義演説」を当時一高生だった著者が見聞した思い出を昭和28年に発表したもの。これは、『謀叛論』と題されたもので当時問題となったようである。青空文庫でざっと目を通してみたが、井伊直弼吉田松陰の話からから始まって、大逆事件における政府の対応を弾劾する激烈な内容になっている。最後は、西郷隆盛と同様に幸徳秋水も逆賊ではないとし、聴衆に人格をみがくように呼びかけて締めている。一時間を超える演説であったらしいが、著者は深い感銘を受けたようである。

幸徳秋水らの死刑が執行されたのは、この演説の直前の1月24日、25日。

 

(近い未来において、この国が再び言いたいことも言えないような国に成り果ててしまわないとは限らない)

 

 

🔘「三重吉挿話」は、漱石門下の大先輩にあたる鈴木三重吉の思い出話。晩年の三重吉が、所蔵する漱石の「虞美人草」の原稿を売りに出したのだが、やっぱり手放せなくてドタキャンした話は、漱石愛の大きかった三重吉らしい挿話で印象深い。

 

 

🔘「二十代の芥川」は、芥川龍之介の思い出話。学生時代の芥川は秀才タイプの都会人で異彩を放っていたという。始めから親しく交わったということではなかったようだ。小説を書き始めた頃の芥川が「柳川隆之介」という筆名を使っていたことや犬を極端に怖がったことなど友人ならではの逸話が綴られていて興味深い。

 

🐱ここで、芥川龍之介が珍しく学生時代を振り返った「あの頃の自分の事」を再読してみた。芥川が自身のことを書くと私小説にはならなくて、随筆に近い作品である。第四次「新思潮」を創刊しようとしていた頃の話で、芥川自身は「鼻」の執筆中だった。当時の成瀬正一、久米正雄、松岡譲との交友が描かれている。芥川の方は松岡譲を浮世離れした鷹揚な人物とみていたようである。芥川が松岡譲の下宿を訪ねたとき、徹夜で戯曲を仕上げて爆睡している松岡の目から涙がこぼれているのを見て、もらい泣きしたという話が印象的である。所々に芸術論が挿まれているのが芥川らしい。

🐱佐藤春夫がこれを読んで「成程、他の連中はみんなあの頃だが、作者自身はこの頃だ」と評したと「二十代の芥川」に書いてあるのだが、確かにそんな感じのする作品である。

 

🐱芥川の「文藝的な、餘りに文藝的な」には、漱石の思い出が少しだけ書いてあるが、秀才の芥川龍之介から見て夏目漱石は天才であったようだ。漱石のことを考えると「老辣無双」の感を新たにすると書いている。

🐱松岡譲は、娘の松岡陽子マックレインによると、晩年の漱石先生は円満で澄み切った心の持ち主だったと言っていたそうだ。一方、筆子は、最後まで精神的に激しい人であったと主張して譲らなかったという。

🐱漱石は、松岡譲を「越後の哲学者」と呼んで可愛がったという。

 

 

🔘最後の「回想の久米・菊池」は、本書の中で最も長く最も印象に残る一編である。漱石が没した大正5年(1916)の翌年の春、第四次「新思潮」の「漱石先生追慕号」が完成し発送しようという日に菊池寛が見合い写真を持って著者を訪ねた所から話は始まる。

菊池寛は、「新思潮」の同人の中では異質な感じがする。本書では、菊池との友人らしい遠慮のないやり取りが書かれているのだが、菊池の愉快な人物像が印象的である。

菊池寛は、友人の成瀬正一の父親に経済的な援助を受けて京都大学を卒業している。成瀬家は、豪農出身の銀行家で大金持ちだった。当時の菊池寛は、成瀬正一が留学中で父親も多忙で不在がちな成瀬家に男手がいた方が良いとの理由で成瀬の母親に頼まれて成瀬家に下宿していた。

菊池の縁談はトントン拍子に決まり、4月の始めに故郷の高松で結婚式を挙げる。嫁が上京して所帯を持つことになったので、著者が代わりに成瀬家に下宿することになる。菊池寛の嫁が極端な恥ずかしがり屋でどうしても人前に出ようとしないエピソードが愉快である。

一方、夏目家も漱石が没して女子供だけになって心細いということで、独身の門人たちが順番に泊まることになっていた。古い門人たちは家族に対して遠慮があったようだが、著者たち若い門人は家族に対する遠慮もなく子供達にも人気だったという。

そうした中で、久米正雄漱石の長女に熱を上げ始めた。半藤末利子に云わせると、久米は才人だが軽薄で目立ちたがり屋で先輩たちからは睨まれていたという。久米は惚れっぽい性格で何度も浮き名を流していたということもあって、先輩たちは久米の恋に反対していた。松岡譲自身は、まだ喪も明けていないうちから不謹慎なという気持ちと友人の恋を応援してやりたいという気持ちの二律背反で苦しい立場だったと述懐している。

久米の方は周囲のことなどお構いなしで、いよいよ我慢できなくなって、鏡子夫人に「お嬢さんを下さい」と直訴する。鏡子夫人は満更でもなかったようで、本人さえ承知すればと、肯定的な返事をしたので久米はすっかりその気になってしまった。

ところが、ある日、成瀬家に下宿し卒論に取り組んでいて夏目家から足が遠のいていた著者が鏡子夫人から呼び出されて行ってみると、久米の情事を暴露する女文字の手紙が鏡子宛に舞い込んだという。著者は鏡子に疑われたが、身に覚えのないことで否定する。この手紙の張本人を著者と菊池が推理する。

本編では犯人の名は伏せられているが、久米の友人だった山本有三(『路傍の石』の著者)である。当時、久米には彼女がいたようで、その彼女を捨てて筆子に乗り換えたみたいなことがあったようだ。そういう久米の性格が気に入らなくて暴挙に出たようだが、やり過ぎである。著者は道義的に許されるものではないと切り捨てている。山本は、その後も何食わぬ顔で久米との親交を続けていたというから相当な人物である。

この手紙事件で、鏡子夫人の信頼を失った久米は謹慎するのだが、この恋愛事件は意外な決着をみる。実は、筆子は久米にはまったく興味がなくて、一目見たときから松岡譲が好きだったのだ。ところが、明治女性の奥床しさで言い出せなかったらしい。周囲の誰も気が付いていなかったのだが、久米だけは恋する男の敏感さで、松岡を警戒する素振りを見せていたという。松岡本人は、筆子の恋心に全く気がつかなかったと主張している。芥川の松岡に対する見方から考えると肯ける。

松岡は、筆子の想いを受け入れ筆子との結婚を決意するのだが、これは同時に友人を裏切る結果となり、相当に複雑な心境だったようだ。誰が悪い訳でもないけれども後味が悪い結末である。久米も傷ついただろうが、松岡も筆子が傷つかないように自分が傷つく決心をしたようだ。

私は山に隠れるような気持ちで創作の筆を折ろうと決心した。

翌年の大正7年(1818)4月に松岡譲と夏目筆子は日比谷大神宮で式を挙げ、築地の精養軒で披露宴を行った。その日、憂鬱な気分の著者は菊池を誘い出す。結局「新思潮」の同人で式に出席したのは菊池だけだった。

「哲学者は困る。自分で自分の掘った穴にはまってもがいている」

菊池の平凡で素朴な結婚と著者の波乱に満ちた結婚が対比して置かれている。

 

話はこれだけでは終わらない。嫉妬に狂った久米が二人を悪者に仕立てた失恋小説を次々と発表し始めたのだ。特に、大正11年(1922)に発表された『破船』は、評判となり世間の同情を集めたという。久米も嫉妬に狂う己の醜さを客体化し昇華出来れば優れた文学者に成り得たかもしれないが、感情に流されて俗に堕してしまったようだ。久米は恋愛の女神に見放されたが、芸術の女神にも見放されたと云えよう。

松岡家にとって迷惑なことに、久米の小説を事実と信じこんだ世間が松岡夫妻を悪者と誤解してしまった。松岡譲は何を言われても沈黙を守ったが、長女が、あんな悪い人の子供と遊んじゃ駄目と言われて、泣いて帰ってきた時には、流石に久米に対して腹を立てたという。家族のために弁護することに決め発表したのが小説『憂鬱な愛人』だった。

本編の終わりに、著者は若い女性の来訪を受ける。その女性は山本有三の別れた妻だった。夫に言われるがままに破廉恥な手紙を書いた事を恥じ謝罪に訪れたのだった。著者は、本当の被害者は貴方自身だとその女性を慰める。著者の倫理観では一番の悪人は山本有三のようだ。

 

🐱昭和22年(1947)、久米正雄は松岡譲に正式に(手をついて)謝罪した。本編の発表も昭和22年なので、この和解を受けて発表されたものと思われる。

🐱半藤末利子によると、筆子は自分の気持ちを周囲に知らしめるために食を絶ったという。明治の女性は恋愛の手続きが面倒くさい。松岡譲は寺の生まれで幼い頃から躾られていたので行儀の良い人であったらしい。漱石の弟子は娘から見て皆行儀の悪い人ばかりだったようで、松岡の行儀の良さに好感を持ったと筆子は娘によく語っていたという。

🐱松岡陽子マックレインによると、筆子が、好きになったのは自分の方で、むしろ迷惑をかけた結婚だったのではと話したことがあったという。松岡家は経済的にはあまり恵まれなかったが、筆子にとっては幸せな結婚生活だったのではないかと、娘たちの書いたエッセイを読んで思う。松岡譲は一度だけ陽子に、筆子との結婚は文学的には損をしたと、語ったことがあるという。男は、女から好きと言われて悪い気がしないはずはない。ましてや、尊敬する先生の娘さんである。松岡譲は男気でもって筆子を愛そうと決心したのではないだろうか。友情と文学を犠牲にして筆子を選んだのだ。本編では、その心理を踏み込んで描いてはいないが、明治の男性の意気を感じる。

 

🐱菊池寛は、かなり個性的な人だったようで興味深い。1818年当時、既に自分達で雑誌を始める構想を持っていたようで、松岡譲に主幹をやらないかと誘っている。作家としては「生活第一、芸術第二」を標榜していたそうだ。円城塔は「娯楽小説という形式自体をつくりだした一人」が菊池寛であると指摘している。

 

 


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大正5年(1916)、第四次「新思潮」創刊の頃。左から久米正雄、松岡譲、芥川龍之介、成瀬正一。

 

 
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大正8年、長崎滞在中の菊池寛(左端)。その隣は、芥川龍之介

 


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昭和9年頃(1934)の松岡家。前列左が陽子。末利子は昭和10年生まれ。

 

 

 

 

漱石の印税帖 娘婿がみた素顔の文豪 (文春文庫)

漱石の印税帖 娘婿がみた素顔の文豪 (文春文庫)

 

 

 

📖関連図書

漱石夫妻 愛のかたち (朝日新書 70)

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🔘漱石の孫娘(姉) - 森の踏切番日記

 

 

夏目家の福猫 (新潮文庫)

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🔘夏目漱石の孫娘(妹) - 森の踏切番日記 

 

 

 

 

 

『おんな城主直虎』第20回の感想 その2

大河ドラマ『おんな城主直虎』

第20回「第三の女」その2


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おんな誑師直親 

 

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高瀬ちゃんの鼻歌は、おとわと鶴がよく知っている、亀が笛でよく吹いていた曲と同じだった。


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政次(おとわ、大丈夫か?)


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直虎「直親の寄こしてくれた忘れ形見じゃ」


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政次(無理しちゃって)

政次(それにしても、亀の笛と同じというだけで、娘と決めてしまって良いものか…)

 


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しの「お寂しかったのだと思いますよ」


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直虎(もう、勘弁して下さい💦)


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しの(あんたのために言ってるんじゃないの)


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しの(私のために言ってるの)

 
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🐢(あの時は本当にそう思ったんだよ)


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🐢(俺は、いつも自分に正直な男だから)


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🐢(男はね、心ならずも体が勝手に反応する時もあるの)


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🐢(あの時は、本気でそう思ったんだよ)


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🐢(亀はめハァ、なんちゃって)


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🐢(本当に美しい思い出なんだよ)


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🐢(いやあ、本当に良かった)


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🐢(本当に感謝してる)


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🐢(俺は、本当にしのに捧げたんだよ)


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🐢(俺は、本当におとわに捧げたんだよ)


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🐢(もしかして、俺の台詞は全て今回のためのネタ振りだったの?)


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🐢(亀はめラレタ、なんちゃって)


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おとわ「あたたたたたたたたたたたたたたたたた


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おとわ「あたたたたたたたたたたたたたたたたた


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🐢(アベシ!


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🐢(仲良くなっちゃった)


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🐢(俺のお陰だよね?)

 


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直親の娘でなくても、ユキが聞かせていたら覚えてしまうのでは?

でも、この娘の表情が嘘だとは思いたくないよなあ。


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竜宮小僧のおとわなら、


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どっちにしても、こうなるか。

 


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高瀬ちゃんお披露目会。


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第一の女と第二の女の娘と第三の女とその息子。


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妹、面白がってる。


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🐢(俺、いい事したよな)

 


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慰める南渓和尚


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しのと異口同音じゃね?


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常慶登場。引馬から回ってきたか。


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常慶を見て表情が変わる高瀬ちゃん。意味深だわ。

 


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南に敵を抱えることになる。


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東進する家康を牽制する意味もある。


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武田にとっては港の確保が重要事案。


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南渓「うまい絵を描く海老じゃわ」


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ということは、まだ永禄8年10月なのか。

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いつの間にか、井伊谷に直虎の敵がいなくなってる。つまり、新たな展開の予感。


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常慶に瀬名に手紙を託す件。


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直虎「窮屈じゃのう、当主というものは」

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政次(いつでも身代わりになるよ)


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政次、囲碁でも有利な黒を持つのかよ。こいつ、負けず嫌いだ。亥之助へのアドバイスも分かって言っていたのか。


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政次(フッ、勝ち申した🎵)

 

梅雀「こうして直虎が当主となった、その年は暮れてゆき、明けて新年」


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ようやく永禄9年になったか。


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やさぐれてる。


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方久ショック。

 


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 木綿の布完成。


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直虎(ど~ん、ぱ~ん、ぼ~ん?)


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直虎(ザ~、プイ~、フ~ン?)


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直虎(まあ、いいや)


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直虎(キガ?)

 


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気賀は、最後まで家康に抵抗した気賀一揆で有名。


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変なおじさんいた。


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赤フンのあんちゃんいた。


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大魔神とか出てきそう。

 

 

🐯次回予告
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妖怪?


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次回は、「ぬしの名は。」ではなくて


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「ぬしの名は」の方ですね。


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彗星が接近したり、おとわと鶴が入れ替わったりはしませんな。

 

 

 

 

🐯関連日記

🔘『おんな城主直虎』第19回の感想 その1 - 森の踏切番日記

🔘『おんな城主直虎』第19回の感想 その2 - 森の踏切番日記

 

 

🔘『おんな城主直虎』第11回の感想 - 森の踏切番日記
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🐱おとわの美しい思い出【1】

 

 

🔘『おんな城主直虎』第6回の感想 - 森の踏切番日記

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🐱おとわの美しい思い出【2】

🐱これは、全く個人的な意見ですが、バックハグするような男は信用できません。🐥

 

 

 

 

『おんな城主直虎』第20回の感想 その1

大河ドラマ『おんな城主直虎』

第20回「第三の女」その1


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亡き井伊直親三浦春馬)の娘を名乗る少女・高瀬(高橋ひかる)が井伊谷にやって来た。直親の隠し子発覚に驚きを隠しきれない井伊直虎柴咲コウ)だが、井伊家の当主として、その真偽が分かるまで高瀬を屋敷で預かることを決める。うわさを聞き付けて高瀬の元に乗り込んだしの(貫地谷しほり)の対応は意外なものだった。

一方、小野政次高橋一生)は、今川と武田の同盟関係に亀裂が入ったことから、高瀬は武田が送り込んだ密偵なのではないかと疑う。

 

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直親の隠し子発覚に動揺する直虎。


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直虎「もし直親の娘であらば、これは井伊家にとって一大事」


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井伊家の当主としての自覚で何とか持ちこたえた。


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一度手前まで来たものの臆して戻りかけてから気を取り直すという細かい芝居をしております。


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高瀬ちゃん。本当に直親の娘なのか?


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直虎(え~!? 本当なの? まさか!)


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直親に娘がいたという話は聞いたことがないと言われて、あっさり引き下がろうとする高瀬ちゃん。


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心優しい直虎は、孤児となった高瀬ちゃんを放り出すことが出来ない。


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直虎「とにかく、そなたがまことに直親殿の娘かどうか、こちらでも調べてみるゆえ」


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どうやって調べるのかね。


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隠し子が息子だったら話がもっとややこしくなった可能性があるから、娘でまだ良かったという事はあるだろうな。


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緊急対策会議。昊天さんも直親から女子の話は聞いたことない。


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昊天「直親様もご存じなかったのでは?」


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傑山「たまたま誰かをあてがわれただけの事かも」


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そういうのは有り得るなあ。


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身辺の世話をする女の人がいただろうし。


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閨を共にすることもあったかも知れない。


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にゃんけい(めっちゃ気にしてるにゃん)

 


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状況を正確に把握している。賢い子だこと。


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余裕がなくて虎松がいたことまで見ていなかったな。


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高瀬「あのぉ、おらの事でごぜえますか?」


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しの(あんたに同情されたくなんかないわよ)


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しの(それより自分はどうなのよ)


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しの(私よりも)


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しの(あんたの方がダメージ大きいじゃない)


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しの(ここで私だけが)


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しの(取り乱してなるものですか)


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しの(あんたこそ)


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しの(腸が煮えくりかえっているんでしょ!)


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直虎(わ、わ、我は、気にしてないぞ)


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直虎(ホントだぞ)


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直虎(我は当主じゃからな)


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しの(ふん、無理しちゃって)


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直虎(ズタボロ)

 


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色々考えを巡らせている気配。

政次は、さっそく高瀬の様子を見に行く。

 


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年下の部下にまで気を使われてぶち切れる直虎。


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武田ならやりかねないよな。

 


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織田信長と同盟関係にある徳川家康が、今川氏真に手を差し伸べる事は考えられない。家康もそこまで甘ちゃんじゃなかろう。この家康の描き方だけは支持しない。


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家康は常慶に引馬(浜松)の様子を探るように命じる。常慶、こんな所にいたのね。

 


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高瀬ちゃんは、山の民の娘だという可能性もあるなあ。


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南渓和尚に相談。常慶から武田情報を聞きたい。


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確かにユキという女はいた。

確かに、二人でいたという目撃情報もある。

子をもうけたかどうかまでは分からない。


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いきなりのカミングアウト。


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だから、出家したという。有り得る話だなあ。


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南渓和尚の話は嘘か誠か分からない所があるからなあ。


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実際どうであったかは分かりようがないな。


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DNA鑑定しないとね。

 


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政次に相談。画面右上に高瀬ちゃん。


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政次なりの気遣い。


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高瀬ちゃんの鼻歌は、直親がよく笛で吹いていた曲だった。


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おとわと鶴には、すぐに分かる。


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次の記事へと続く。

 

 


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🐱可能性として考えられることは、ユキは直親の身辺の世話をする女もしくは、その娘だった。閨を共にすることもあったかも知れない。そのユキという女に娘が出来た。父親は直親だったとは限らない。ユキに夫がいたかも知れない。

🐱ユキは、直親の笛の音を覚えるくらい共に過ごした可能性が高い。娘に子守歌代わりに聞かせたかも知れない。

🐱何らかの事情でユキの夫は死ぬかいなくなるかしていた。ユキは娘に父親の事を聞かれたとき直親を父親だと言った。嘘か本当かは、当事者以外は誰も分からない。

 


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🐱その娘の噂を聞き付けた武田の間者が高瀬ちゃんを間者に仕立て上げた。あるいは、ユキの実父は武田の間者だった。

🐱高瀬ちゃんは、山の民の娘である可能性が高いと思うのだが、どうだろうか。

 

 

 

 

🐯この記事の前

🔘『おんな城主直虎』第19回の感想 その1 - 森の踏切番日記

🔘『おんな城主直虎』第19回の感想 その2 - 森の踏切番日記

 

 

 

 

 

 

 

尾道でブラタモリ(2)

ブラタモリ』#73尾道(2)

~なぜ人は尾道に魅せられるのか?


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番組の後半では、日本史が苦手そうな近江ちゃんが時をかけて過去に飛ばされます(嘘)

 

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ご名答。


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鎌倉時代の絵図


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だから


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おねみち


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➡おのみち(諸説あり)


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街道がそのまま商店街になったというのも珍しいのではないかなあ。そうでもないのかなあ。


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神社が気になる森田氏。


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神社へ向かう途中。骨董猫発見。


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スナック・マンボ


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石垣が気になる森田氏。


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海の神様。向島にも厳島神社があります。


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🔎八阪神社Google マップ


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残ってた。


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森田氏、大満足。

 


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ちなみに、西山喜久恵アナの実家、老舗旅館「西山別館」は、画面の右側を外れたずっと先、しまなみ海道よりも東側、福山市寄りにあります。


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早い。


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3分くらい。


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草彅「何だったのでしょう」


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久保八幡神社といいます。


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坂道に家が出来たことと線路が深く関係している。


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だいたい、そうなるよなあ。当時の町外れに駅が出来たりするよなあ。


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それでも、山際まで人が住んでいたので、


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その人たちは、立ち退くしかなかった。


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土地は寺か神社の土地なので借地だそうな。


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タモリ「借地料入りますね」


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坂の上の家と下の家が共同で使用する二階井戸の話は省略します。

 


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空気が読めないハト。


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尾道ラーメン。


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美味しそう。


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とにかく、坂と石段が多いから足腰が鍛えられそうな街だな。

 

 

 

🐱次回は

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一週お休みだ。


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