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森の踏切番日記

人生LARKしたい

『おんな城主直虎』第12回の感想 その2

TV ドラマ 感想

大河ドラマ『おんな城主直虎』


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第12回「おんな城主直虎」その2

小野政次は、ダークサイドに堕ちきってしまったのか?

 

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🔘『おんな城主直虎』第12回の感想 その1 - 森の踏切番日記の続き


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永禄8年(1565)春、小野政次井伊谷に帰還。


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当主不在なので、祐椿尼が対面。

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政次「今川に捕らえられ、出るに出られずにおりました」


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全く信用していない祐椿尼。


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井伊谷三人衆鈴木重時近藤康用菅沼忠久


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🐱気になるのは、政次は、氏真の命を受けて帰還したのか、自らの意思で帰還したのかということだが、


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🐱バカ殿への取り入り方から見て、自ら帰還できるように誘導した可能性が高い。


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🐱このままいけば、井伊家は滅びる可能性が高い。井伊家を守るために帰還したとも解釈できるし、これを機会に井伊谷の実権を我が物にしようと帰還したとも解釈できる。


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🐱果たして、どちらなのか。


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🐱この悪い笑顔は本心か、それとも、悪ぶっているだけなのか。


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あれから一年半、すっかりアルコール依存症になってしまった次郎法師、推定32歳(満30~31歳)。


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🐱やさぐれ~

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ん?


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🐱わざわざ井戸端まで次郎法師に会いに来た政次。おそらく、他の誰にどう思われても構わないが次郎法師に裏切り者と思われるのは辛いはず。


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🐱井伊谷に帰還するまでに、どう決着を付けるか十分に対策を考えたはず。


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🐱その結果、目付としての立場を貫くことにしたのだろうか。幼なじみの鶴としての自己を殺してしまったのだろうか。

 

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🐱こういう嘘を平気でつけるところが父親似だな。


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政次「戻されたというわけだ」


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😽犯人はあの人だな。


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😽テレビ朝日そして誰もいなくなった』より


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😽最後の一人が犯人とは限らない。


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🐱ところで、政次は何故井戸に手を合わせたのか?


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🐱井戸にお参りに来ただけで、次郎法師に会いに来たわけではないというポーズか。


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🐱政次としては想定内の展開なのでは。


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次郎の手を邪険に振り払う政次。


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🐱悪いのは騙された直親であって、俺は悪くないと弁解しているように聞こえるなあ。


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🐱自分も見抜けなかったことを誤魔化しているように聞こえるなあ。 


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🐱本心から言っているかどうかは分からないが。


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🐱そういう決着の付け方を選んだということだろうか。


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🐱次郎法師とは対照的な生き方ということか。


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🐱去年の『真田丸』は、自由に突っ込んで下さいという感じの脚本だったので、自由に突っ込んで楽しみましたが、


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🐱今年の『おんな城主直虎』は、自由に解釈して下さいという感じの脚本なので、自由に解釈して楽しんでおります。


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🐱答えは一つとは限らんのじゃ。


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昊天の槍を持ち出す次郎法師


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😽傑山(マジすか)


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南渓「ときには、習わぬことで」

🙀この解釈が難しい。「習う」は、繰り返し学ぶことだから、故人を手本にしたり、反面教師にしたりということだろうか。


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南渓「…他にはないかの?」

 

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🐱上手いこと誘導するな。


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😽南渓(思うつぼ)


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🐱気の早い直盛が作らせたと見た。


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🐱「一緒に」を「亀となって生きる」と解釈したのね。


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南渓「虎松の後見となる者を推挙したい」


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政次「もしや」


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🐱12回目にして、井伊直虎誕生。 


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🐱4月から新たな気持ちでという感じかな。 


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😽政次(予想の斜め上を行く姫でした)


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😽今川家家臣は吉本で、井伊谷の住民は松竹なのか?


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🐱来週は、少し緩む回なのか?


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🐱このお方は、男はつらいよシリーズ最強マドンナのリリーさんではないか!

 


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男はつらいよシリーズ第25作『寅次郎 ハイビスカスの花』(1980年)より、浅丘ルリ子渥美清

 

 

 

 

📄関連日記

🔘『おんな城主直虎』第11回の感想 - 森の踏切番日記

🔘『おんな城主直虎』第10回の感想 - 森の踏切番日記

🔘『おんな城主直虎』第9回の感想 - 森の踏切番日記

 

 

 

 

『おんな城主直虎』第12回の感想 その1

TV ドラマ 感想

大河ドラマ『おんな城主直虎』

第12回「おんな城主直虎」その1


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今川からの呼び出しに応じ、駿府へ向かった井伊直親三浦春馬)たち一行は、次郎法師柴咲コウ)の必死の祈りもむなしく、道中の掛川城下で今川勢に取り囲まれる。しの(貫地谷しほり)は、この事態を引き起こしたのは次郎法師だと責め立てる。

井伊家は今川から、嫡男・虎松(鈴木楽)の命も差し出すように命じられる。新野左馬助苅谷俊介)は今川氏真尾上松也)に虎松の助命を願うため、駿府を訪れる。だが、引き換えに思いも寄らないことを命じられる。

 

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永禄5年(1562)12月14日。掛川城近くで待ち伏せしていた今川勢に取り囲まれる直親一行。この時、掛川城主は朝比奈泰朝


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😽直親(森田健作!邪魔!)


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井戸端で水垢離をする次郎法師


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🐱12月ですよ、旧暦の。 


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🐱そりゃ幻覚も見るよ。 


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🐱そりゃ死ぬよ、下手したら。 


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申し開きの機会も与えられず、切腹による死も許されず、問答無用に討ち取られた直親一行。


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直満、直盛、佐名に加えて直親にまでも今川家のために殺されてしまい、慟哭のおおじじ様。


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🐱祐椿尼は直親の霊が見えるのか?


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😽直親(一緒になろう、一緒に、なろう)


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小雪の舞う日だったそうな。


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🐱南渓和尚が偽元康の書状の件を事前に知っていれば、この悲劇は防げたかも知れないだろうから、和尚としては断腸の思いだろうな。


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しの「触るでない、私の夫じゃ」

🐱女のカンで何かあったと勘づいておるのでないか、しのは。

 

しの「皆、そなたが殺したようなものではないか」


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🐱しのの中では、そういう筋書きになってるんだ。政次の謀略と思い込んでるんだ。


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🐱政次を生かす判断をしたのも松平と通じる決断を下したのも直親自身だったのだが、それを認めたくないので、次郎をスケープゴートにしようとしているのかな。


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なつ「どうかお許し頂ければ」


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次郎「しの様のおっしゃるとおりじゃ」


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直親たちの葬儀が始まった。


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しのをはばかったか。


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 (回想)


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🐱次郎にとっては、やはり、特別な存在だったのだろうな。 


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今川家からの通達。


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ゆえに逃すのでございます。


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聞き分けのない、しの。


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切腹覚悟で氏真に助命を嘆願すると決意する新野左馬助

🐱新野さんは千賀(=祐椿尼)の兄だったな。奥さんは奥山朝利の妹だから、しのの義理の叔父ということになるのかな。今川の目付ながら井伊家中と血縁を結んで融和を図った人だったそうな。


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🐱いつも、いい人オーラが出てるものなあ。


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この時、虎松は2歳。


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駿府の今川館で助命嘆願をする新野左馬助


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🐱二度目です。


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グリグリ。


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🙀オモロ過ぎるやないか~い!


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🐱バカ殿感丸出し。


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一安心のおおじじ様。75歳くらいか。老体ながら当主に復帰することになる。


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🐱結果的にそうなるよなあ。


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🐱そう思われても仕方ないよなあ。


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🐱井伊に軍役を課すのが目的だったか。今川を立て直すために国人衆を締め付ける必要があるということか。


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🐱政次は、自分が井伊家中からどのように思われているか分かっているだろうから井伊谷には帰りづらいし、バカ殿に取り入るしか生きる道がないのだろう。


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🐱今川も人材不足だろうから、政次のような能吏は必要としていたかもな。


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🐱この進言が後々の伏線になることがあるのか無いのか。


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🐱この顔。


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🐱出ました、お主も悪よのう。

😽政次(ちょろい、ちょろい)


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永禄6年(1563)7月、松平元康、義元の元の字を捨て、家康と改名。この時、家康は22歳(満20歳)。

9月、三河一向一揆勃発。


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今川氏真は出兵を決意。三河への出撃を開始する。


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🐱新野左馬助が虎松としのを人質として預かるということだそうな。今川氏真が人質にとり、それを新野が預かるという形になるそうな。とはいっても、義理の叔父だものな。なつと亥之助が新野に身を寄せるのも自然の成り行きか。


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母親も気遣うが、 


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 喪失感が大きい次郎法師


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9ヶ月経っても、 


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立ち直れない。 


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🐱当主だから、当然のことだと思うが。


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次郎「何故おおじじ様が戦にお出にならねばならぬのですか」

直平「我々が今後今川の戦に出ることが、虎松を助ける事と引き替えであったのじゃ」


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🐱当主だから仕方ないよなあ。


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🐱軍役を課すのは普通の事だしなあ。


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🐱おおじじ様も次郎の様子が心配なのだろうな。


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🐱必ず帰ってくると言いながらフラグ立ててるし。


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🐱フラグ立てながら慰めないで。あまり慰めになってないし。


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🐱初めてのお酒。

 
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🐱病みつき?

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🐱アルコール依存症への第一歩。


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🐱これがずっと次郎の負い目になっていたのだろう。


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🐱それで、竜宮小僧になることで自己を確立しようとしたのだろう。


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🐱ところが、己の無力さを思い知らされる事ばかりで、すっかり自信を喪失してしまったのだろう。


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🐱その上、直親が殺されてしまい、それも自分のせいだと思っているようだが、それは背負い込みすぎではないかなあ。


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それが次郎法師の性分なのだろうけど。 


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武田勢に通じた天野景貫の社山城を落とせと命じられた井伊直平は、9月18日、引馬城に立ち寄り城代の家老・飯尾連龍による酒肴の接待を受けた後、社山城に向かう途中不審な死をとげる。


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永禄7年(1564)3月、三河一向一揆鎮定。

6月、家康、三河を統一する。つまり、今川氏真東三河を失う。この時、家康は23歳(満21歳)。

🐱結局、家康は三河一向一揆の危機をバネにして強固な家臣団を編成することに成功し、念願の三河統一を果たしたのだから、単なる凡人では無いだろう。


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9月、引馬城の城代・飯尾連龍が今川に叛旗をひるがえす。


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井伊城代・中野直由新野左馬助は、今川氏真から引馬城への攻撃を命じられ出陣し討ち死にを遂げた。

これにより、井伊家に残された男子は虎松一人になったが、まだ4歳であった。

 

 

🔘『おんな城主直虎』第12回の感想 その2 - 森の踏切番日記に続く

 

 

 

📄この記事の前

『おんな城主直虎』第11回の感想 - 森の踏切番日記

 

 

 

 

奄美の森でブラタモリ(2)

TV 感想

ブラタモリ』#67奄美の森(2)

~なぜ奄美は生き物の楽園!?


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タモリ「一刻も早く島を出たい」

 

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📄奄美の森でブラタモリ(1) - 森の踏切番日記の続き


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奄美の森へとやって来たタモリさん。


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ハブは一年中注意しないといけない。


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秘密兵器。ハブ毒吸い取り器。


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森の案内人登場。


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百年かかる。


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以前、日高敏隆先生の本で読んだことがあるが、原始的な形態の植物は繁殖の条件が難しいようだ。


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そういう植物は、一般的に花も地味で、匂いでハエなどを呼び寄せて授粉をしてもらうのだ。


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日高先生によると、本土のカンアオイの花はアンモニア臭がするらしい。授粉を担うのはナメクジやカタツムリなのだそうだ。


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本土のカンアオイも一平方㍍に広がるのに何十年もかかると云われている。このカンアオイはギフキョウの幼虫のエサになる。


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派手な花を咲かせるのは、新しいタイプの植物なのだ。


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ルリカケス奄美の固有種とは知らなかった。

 

クー
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声はすれども姿は見えず。

 

ホー
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こちらも、声はすれども姿は見えず。


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タモさんの声帯模写


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なぜか、対抗する森の案内人。


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ビミョー?


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続きまして、リュウキュウコノハズク。


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🐱吾輩もやってみた。

🙀子供の頃は出来たのに出来なくなった。


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😺あっ! 出来た!

🐱強く手を閉めて、親指と親指の隙間の下の方から真っ直ぐ強く息を吹き込むのがコツのようです。


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ムズい!

 
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カラスの仲間です。

(スズメ目カラス科カケス属)

 

📄ルリカケス - Wikipediaより
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(写真著作者:Materialscientist)


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草彅「賢いですねえ」


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奄美、石川、帰る。


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ハブさえいなければ、本当に良いところだなあ。


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森の案内人のハブトーク


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咬まれて三日間くらいは痛みで一睡も出来なかったそうな。

タモリ「一刻も早く島を出たい」


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展望台に待ち人。


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ハブさえいなければ本当に良いところだなあ。


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喜界島。


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先生「おっしゃるとおりです。つまり」


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なぜか言いたくなる「隆起サンゴ礁段丘」


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草彅「さすが、タモさん!」


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まず第一に、氷河期が始まったこと。

第二に、大陸には新しい肉食獣が現れたこと。


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それにより、大陸の古いタイプの生物は絶滅してしまった。


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大陸から孤立し、暖流の影響で大陸よりも温暖だった奄美の生き物は生き残った。


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アマミノクロウサギ


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剥製になってから時間が経ったそうな。


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キリンの首と同じことなのかな。

 

📄引用元:鹿児島県公式ホームページ
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耳の短いアマミノクロウサギは古い時代の姿を残している。


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南西諸島には、古い時代の姿を残す生き物が多い。

 

 

続いて向かったのは、
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陸と海のキワを探る。


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マングローブ


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ミッツ・マングローブではない。


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今週の近江劇場2。


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ディズニーランド好きが役に立った!


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汽水域~淡水と海水がまじわるところ


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マングローブという種類の木があるわけでは無いのね。


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ハブさえいなければ本当に良いところだなあ。


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今回は、ここまで。

 

 

📄国の天然記念物 ルリカケス - YouTube

山下康秀(36秒)

 

 

次回は
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来週へと続く。

 

 

 

📄関連日記

🔘奄美大島でブラタモリ - 森の踏切番日記

🔘神戸の街でブラタモリ - 森の踏切番日記

🔘神戸の港でブラタモリ - 森の踏切番日記

🔘別府でブラタモリ - 森の踏切番日記

🔘別府温泉でブラタモリ - 森の踏切番日記

 

 

 

奄美の森でブラタモリ(1)

TV 感想

ブラタモリ』#67奄美の森(1)

~なぜ奄美は生き物の楽園!?

 
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タモリ「大胆だね、近江ちゃん大胆だね」

 

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三週間ぶりのブラタモリです。

 

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前回に引き続いて、奄美大島編。


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お題は「なぜ奄美は生き物の楽園!?」


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案内人登場。酒飲み。


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奄美には面積の割には多くの固有種がいることが売り。世界自然遺産登録を目指している。


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ハブ登場。


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ハブ(波布)~爬虫綱有隣目クサリヘビ科ハブ属


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草彅「大きなものでは2mにもなり、かまれると死に至ることもある」


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毒牙。約1.5cm 。


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He is Habu.


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He is Hanyu.


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Habu Hanyu Habu Habu


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咬んで毒を送り込む。


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体の中に突き刺して奥まで毒が入ってしまう。

 
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そんなわけで、まずはハブ対策グッズをゲットしましょう。

 

草彅「始まりました、ブラタモリ
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奄美は固有種の宝庫。


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奄美はキモい種の宝庫?


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ということで、やって来たのはホームセンター。


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ハブとり棒?


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攻撃は最大の防御なり?


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地元の大工さんの手作り。月に二本は売れるとのこと。

近江「捕まえてどうするんですか?」


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タモリ「金になるんだ。いくらぐらいくれるんですか?」


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リスクの高いバイトだな。


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草彅「生態を調査したり血清を作るなど」


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ハブ「ハブで~す」


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 ハブ「将棋もスケートもしないよ」


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まずは、タモリさんが挑戦。


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He is Hanyu.


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今週の近江劇場。


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草彅「実は、このハブ」
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服部「人がハブを怖いと思う気持ちが奄美を生き物の楽園にした一つの理由」

近江「どういうことですか?」


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草彅「さすが、そうなんです」


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ハブでけ~。


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ハブのしなる鞭のように俊敏な攻撃から「打たれる」と、表現するらしい。


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ハブ毒の特徴。


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近江「ちょっと怖くなってきちゃった」

タモリ「一刻も早く島を出たい」

 

 

と、二人を散々怖がらせてから奄美の森へ出発。

 

🔘奄美の森でブラタモリ(2) - 森の踏切番日記へと続く。 

 

 

📄関連日記

🔘奄美大島でブラタモリ - 森の踏切番日記

 

 

折れた鼻元に戻りて山笑う

雑記

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😺今回は、春寒し天狗の鼻のばんそうこう - 森の踏切番日記でお伝えした鞍馬駅前の天狗の鼻の続報です。

 

 

 

😺今年1月に降った雪の重みで鼻が折れた叡山電鉄鞍馬駅前の天狗像の修理が24日に完了しました。
👺手術終わり“鼻”高々 京都・鞍馬駅前の天狗像、修復終わる : 京都新聞

 

 

 

👺根本からポッキリ…雪で折れたてんぐの鼻「完治」 京都・鞍馬のシンボル - 産経WEST

 

 

 

🐱こちらが折れた鼻

 

 

 

😺こちらが、完治した天狗です。

 

 

 

😺よかった、よかった。🐥

 

 

 

『いまさら翼といわれても』の感想

読書 小説 ミステリ

3月の読書録04ーーーーーーー

 いまさら翼といわれても

 米澤穂信

 角川書店(2016/11/30)

 1703-04★★★☆

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🐱本書は、著者の人気シリーズである〈古典部〉シリーズの現時点での最新作となる連作短編集である。前作『ふたりの距離の概算』からは、6年5ヶ月振りの新作ということになる。

🐱先月、YouTubeでアニメ『氷菓』を全回見て懐かしんだのだが、新作が出ていたことは知らなかった。書店で実写映画化のポップをたまたま見かけて、新作が出ていることにようやく気がついた。映画の方は、期待していない。何はともあれ、再び古典部のメンバーの話を読めるのは喜ばしいことである。

 

 

いまさら翼といわれても

 

 

🔘箱の中の欠落

初出・「文芸カドカワ」2016年9月号

🐱高校2年の6月の出来事で語り手は折木奉太郎。『ふたりの距離の概算』が、高校2年の5月末のマラソン大会の話だったから、その後ということになる。

🐱生徒会長選挙で開票した結果、生徒総数よりも37票も多い投票があったという謎を折木奉太郎が解く。分かってしまえば、な~んだという話なのだが、意外と気がつかないことであり、さり気なくヒントも盛り込まれていて、日常の謎型ミステリのお手本のような佳作である。

🐱6月の夏へと向かう夜の街を折木奉太郎福部里志がぶらぶら歩きながら謎を語り合うのだが、時には話が脱線したり、途中でラーメン屋に立ち寄ったりして、高校時代の何でもないけれども妙に忘れられない思い出という感じがよく表現されていると思う。生あたたかい空気の肌ざわりや夜の街の匂いなどの記憶を刺激する文章である。

🐱それにしても、このラーメン屋の雰囲気がよい。ちょっと食べてみたくなる。『夏期限定トロピカルパフェ事件』の激辛タンメンといい、著者の作品に出てくるラーメンはなんか美味しそう。

 

 

🔘鏡には映らない

初出・「小説野性時代」2012年8月号

🐱高校2年1学期(おそらく早々)の出来事で、語り手は伊原摩耶花。彼女が何故折木奉太郎を軽蔑していたのか、その理由が明らかにされる。

🐱きっかけは、中学校の卒業制作で作ったレリーフにあった。大きな鏡のフレームに施す彫刻を各クラスが分担して受け持ち、各クラスでは各班が分担して受け持つのだが、奉太郎の班では奉太郎が一人で受け持ち、超手抜きのレリーフを提出して生徒全員から顰蹙を買ったことがあったのだ。

🐱高校に入って、古典部で一年を共に過ごして、以前より奉太郎の性格が理解できるようになった摩耶花は、この件には何か理由があったのではないかと気がつき調べ始める。

🐱その真相は奉太郎と里志の男気を感じさせるエピソードなのだが、自分が誤解していたことを知った摩耶花は素直に奉太郎に謝罪する。そんな摩耶花の真面目さが清々しい一編である。

🐱本シリーズの当初は、摩耶花はあまり好きではなかったのだが、シリーズが進むにつれて彼女の不器用な性格や真面目さが理解できるようになり、好感度が増していった。本編も少し自意識過剰気味な思春期の女の子の心情がよく描けていると思う。著者にとっても愛着のあるキャラクターなのだろう。それにしても、著者は女子かというくらい女子を描くのが上手いな。

 

 

🔘連峰は晴れているか

初出・「小説野性時代」2008年7月号

🐱高校1年のある日の出来事で語り手は折木奉太郎。作中、図書館を出るときには日が暮れていたとあるので、日が短い季節だろう。本書収録作の中では、最も早く発表された短編で、アニメ『氷菓』にも取り上げられているので内容の方は知っていた。

🐱日常の何気ない会話から疑問が浮かび上がり、珍しく奉太郎が自発的に図書館で調べ物をする。そんな奉太郎が気になる千反田えるは奉太郎に同行する。

🐱奉太郎が、自転車通学のえると並んで図書館へ向かうのをはばかり、えるを先に行かせるところが印象深かった。田舎の高校は、ちょっとしたことでも火の無いところに煙が立つからなあ。えるの中では奉太郎の好感度が増すエピソードだったようだ。

 

 

🔘わたしたちの伝説の一冊

初出・「文芸カドカワ」2016年10月号

🐱高校2年5月の出来事で語り手は伊原摩耶花。『ふたりの距離の概算』で摩耶花が漫研をやめたことは分かっていたのだが、その経緯を明らかにした一編である。

🐱まず傑作なのが、奉太郎が中学1年の時に書いたという『走れメロス』の読書感想文である。なんと、あの一編から王の改心を喜ばない政敵の存在を推理しているのだ。なかなかの名推理だと感心した。著者の学生時代もこんなだったのだろうかと思わせる。また、この感想文をコンクールに出品したという国語の先生の変人振りもリアリティがある。モデルとなる先生でもいたのだろうか。或いは、著者の分身だろうか。

🐱摩耶花が漫研をやめたエピソードの方は、ちょっと苦い青春の1コマである。派閥争い、特に、女子高生の派閥争いとなると、陰湿そうな感じがするが、摩耶花には理解者がいてくれた事が救いとなる。漫画家を目指しながらも今一つ自信が持てなかった摩耶花が覚悟を決めるところは、青春小説としても佳作であると思う。それにしても、漫画を描く子はそんなに蔑まれるものなのか?

 

 

🔘長い休日

初出・「小説野性時代」2013年11月号

🐱高校2年のおそらく6月下旬の日曜日の出来事で語り手は折木奉太郎。久し振りの晴れ間の休日、珍しく調子のいい奉太郎は柄にも無く散歩に出かける。塀の上の猫に挨拶をするとは、まったく、いつもの奉太郎ではない。彼が向かった先は、十文字かほの家でもある荒楠神社である。用もないのに長い石段を上るとは、まったく、いつもの奉太郎ではない。神社に着いてみると、そこにはかほの家に遊びにきていたえるがいた。実は、金曜日のえると摩耶花の会話で、この日えるが荒楠神社にいることを聞いていたのである。本人は、

「まるで、聞いてなかった」

と、語気を強めるが、無意識に聞いていて、無意識に記憶して、無意識に荒楠神社に来たと思われる。そうでなければ、この日の奉太郎のらしくない行動は説明できないであろう。本人に自覚が無いようだが、恋とはそういうものである。

🐱社務所のかほの部屋で三人で生き雛まつりの時の写真を見ながら一時を過ごした後、かほは買い物に出かけ、えるはお稲荷様の祠の掃除をするというので、行き掛かり上、奉太郎は手伝うことにする。掃除の合間に、奉太郎は、えるから彼のモットーである

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」

をどうして言うようになったのか尋ねられる。

🐱奉太郎の話によると、それは小学6年の時のある出来事が原因になっているようである。謎の方は、謎というほどのものではないが、彼が省エネ主義になった理由の方は共感できる。確かに教師というものは、使いやすい児童・生徒を使う傾向がある。奉太郎がばかにされたと思うのも無理がないと云えよう。それでも、困っている人を見れば放ってはおけないのが彼の本質なのだろうし、えるもそこに奉太郎の美点を見出しているものと思われる。表題には二通りの意味を持たせている。

 

 

🔘いまさら翼といわれても

初出・「小説野性時代」2016年1月号、2月号

🐱主に高校2年夏休み初日の出来事を描いていて語り手は一部を除いて折木奉太郎

🐱夏休み初日に行われる市主催の合唱祭でソロパートを任されていた千反田えるが本番前に行方不明になってしまう。摩耶花の連絡で会場に向かった奉太郎は、夏休み前のえるの様子、里志と摩耶花からの情報、課題曲の歌詞、バスで一緒に会場まで来たという老女の証言などからある結論にたどり着き、えるを迎えに行く。

🐱表題は真面目で責任感が強いが故に折れてしまったえるの心情を表している。彼女は、教科書通りの勉強は出来るが応用がきかないタイプで、本人もそれを自覚している。突然の状況の変化に対応しきれずに混乱してしまったものと思われる。彼女のようなタイプの女生徒には、いかにもありそうなエピソードでリアリティがある。

🐱彼女が無事合唱祭で歌うことが出来たのか結末は描かれていない。時間が経てば落ち着くだろうが、この日の精神状態では難しいかもしれない。奉太郎がどう対応したのか、私、気になります。

 


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🐱日常の謎型のミステリは、謎自体がどうしても弱くなるので何か別の要素を加えないとなかなか面白い作品にはならないと思うのだが、本シリーズの場合は青春小説としてもよく出来ているし、シリーズが進むにつれて四人の主要登場人物の内面が深く描かれていき、それが魅力になっていると思う。まだまだ、四人の成長を見守りたいものである。是非、続編も書いていただきたい。

 

🐱ファンアートの世界では、奉太郎とえるの間には女の子が、里志と摩耶花の間には男の子が生まれて、一緒に神山高校に進学することになっているようだ。ピンタレストPinterest)で画像を見つけたのだが、なかなかよく出来ていて感心した。🐥

 

 

 

いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

 

 

 

 

📄Pinterestは、こんな感じ

 

 

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春の川を隔てて男女哉 漱石

読書 随筆など

3月の読書録03ーーーーーーー

 千駄木漱石

 森まゆみ

 ちくま文庫(2016/06/10:2012)

 1703-03★☆

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😾本書は、千駄木時代の夏目漱石について書かれたエッセイだか何だかよくわからない本である。著者は千駄木の地域史として描こうという意図で書いたようだが、それが上手くいっているとも思われない。

 

🐱明治36年(1903)1月、英国留学より帰朝した漱石は、3月3日、本郷区千駄木町57の斉藤阿具の持ち家に転居し、明治39年(1906)12月27日、本郷区西片町10ろノ7号に転居するまでのおよそ3年10ヶ月を千駄木で暮らした。

🐱漱石は、東京帝国大学第一高等学校の教壇に立ち、前半は神経衰弱が悪化し一時は妻子と別居するまでになるが、明治38年には『吾輩は猫である』『倫敦塔』『カーライル博物館』『幻影の盾』『琴のそら音』『一夜』などを、明治39年には『吾輩は猫である』の続編、『趣味の遺伝』『坊つちゃん』『草枕』『二百十日』を発表し、徐々に精神状態が落ち着いていく。

🐱この間世間では、明治37年(1904)2月に日露戦争が勃発、明治38年(1905)9月5日には講和条約反対国民大会が日比谷で行われ、焼き討ち事件に発展している。

🐱夏目家では、三女栄子と四女愛子が誕生したり、『吾輩は猫である』のモデルとなった猫が迷い込んだり、多くの門下生が出入りするようになり木曜会が始まったり、泥棒に入られたりしている。

🐱つまり、夏目漱石の人生においても、日本史においても、興味深い時期だと云えよう。

 

😾本書について云えば、前半の漱石の精神状態が最悪だった時期については、予断と偏見で書かれていて客観性も公平性も欠けた文章で論理的でもなく読んでいて不愉快だった。この時期の漱石については、夏目鏡子の『漱石の思い出』に拠っているのだが、著者が女性であるためか鏡子夫人に肩入れしすぎである。夏目漱石鏡子夫妻については、どっちもどっちの夫婦だと思っているので、どちらかに肩入れした文章は受け付けない。

😾漱石の暴力については、「病気」(鬱病の発作と云われている)に因るものであり、漱石自身にも自分をコントロール出来なかったものと考えられる。「病気」でないときは、本当にやさしいお父さまだったという長女・筆子の証言もある。また、男権社会だった明治の時代性も考慮しなければならない。漱石だけが家庭で威張っていたわけではない。

😾後半については、漱石の書簡や『猫』などの作品に拠るところが多いのだが、読みが浅くて勉強不足で視野が狭くて読んでいて退屈した。本書で面白い部分は、漱石の文章を引用した部分だけであり、著者の文章は邪魔である。これでは、素人のブログとほとんど変わらないではないかと思った。当時の千駄木の情景については、さすがに詳しかったが、それだけのことである。まったく、つまらない本を読んでしまった。この著者の本を初めて読んだのだが、二度と読むことは無いだろう。🐥

 

 

 

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