『ブラタモリ』#71箱根
~箱根の地獄が極楽を生んだ!?
近江「黒たまごで健康長生き🎵」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
👷2018年1月2日に改訂しました。
近江アナは、家族旅行で毎年箱根に来ているようですな。
なじみの土地ということもあってか、近江アナのテンションが高い。
近江アナの顔が、気のせいか前回よりも丸く感じる。ツルツルのゆで玉子みたい。
箱根と言えば、寄木細工。
今回の案内人さん。
2015年6月29日(月)に箱根火山の観測史上初めて大涌谷で小規模な噴火が起きた。
火山灰の量は100トンくらい。
活動期間は1ヶ月弱だった。
普通の噴火はもっと多くて、数千万トンとか数億トンというレベルだそうな。
箱根の噴火は最小規模だったとか。
ゲップくらいかな?
昔の箱根は今よりも火山らしかった?
3000年前の大噴火以降は、5回程の水蒸気爆発が起こったと考えられているのだとか。
こちらは、箱根を描いた安土桃山時代の絵図です。
前々回の京都でも地獄を見て、箱根でも地獄を見るとは。
今回は、地獄から極楽へ行ってもらおうという趣旨なのかな。
今日は箱根でブラタモリ!
という近江アナに問題です。
萬年「このグルグルっていう山は、何ていうかご存じですか?」
正解! 熊本時代に覚えたとみた。
第2問です。
萬年「外輪山の内側は?」
正解! これも熊本時代に覚えたな。
無邪気に喜ぶゆとり世代の近江アナ。
南北8㎞、東西11㎞。外側の峰全体が外輪山で、その中のくぼ地がカルデラ。
カルデラのでき方
→巨大噴火が起こり、大量のマグマが排出される
→地下のマグマだまりに大きな空洞が生まれる
→山そのものが陥没し、巨大なくぼ地ができる
→こうしてできた直径2km以上のくぼ地をカルデラという
(直径2km未満の場合は普通に火口と呼ぶ)
箱根カルデラは、1つの火山が陥没しただけではなかった!
それぞれが大噴火を起こし、カルデラをつくると…
これを「複合カルデラ」と呼びます。
分かってきました。
👉箱根火山のカルデラの成り立ち他 『日本列島100万年史』を読む(2)北海道・東北・関東 - 森の踏切番日記
※箱根カルデラの成り立ちについては、こちらの記事にあります。
地下に隠されたカルデラ(地獄)がないと、これほどまでに温泉地(極楽)として栄えない。ということで、その秘密を探りにタモリさんは宮ノ下へ。
明治時代、このホテルの創業をきっかけに宮ノ下は温泉地として発展。
源泉。70℃くらい。
谷沿いから湧き出る温泉の量は1日1000㌧!
家庭の風呂の5000杯分だとか。
古くから温泉地として発展したんです。
宮ノ下の源泉は、熱と成分と湯量という温泉の3要素がすべてそろっている。
タモリさんは、あそこがチリチリするくらいの酸性の温泉が好き。
宮ノ下の温泉は、実は、地下に埋まったカルデラがつくっているとな。
宮ノ下はカルデラのヘリの近くにあるとな。
カルデラは岩などの礫で地下100~200mの辺りに埋まっています。
だから…
地下水が貯められるので宮ノ下には水が豊富にある。
しかも…
マグマだまりから熱と成分が供給される。
地獄の上に極楽がある。なぞなぞみたい。
ここで、箱根火山の更なる地獄が分かるんですと。
タモリさんが53年程前に修学旅行で来たという長尾峠。仙石原が一望できる。第三新東京市予定地としても有名。
見えます。
近江アナに再び試練が…
今回は正解率が高い近江アナ。
ところが…
3000年前の火山活動で神山が山体崩壊を起こした。
その土砂が堆積し…
近江「ど~っと流れてきたんですね、山が」
すごく残念そう。
箱根が観光地で成り立つ重要な要素をつくっている。
それは…
昔の芦ノ湖は今よりもずっと小さかった。
ところが、山体崩壊が起こり、川が堰き止められて、多くの水がたまるようになった。
その結果、現在の芦ノ湖ができたんですと。
こういう湖を堰止湖というそうな。
即答するお二人さん。
関トメ子さんは6年ほど前にネットで話題になったようですな。
関トメ子さんの似顔絵(全自動似顔絵より)
山体崩壊という「地獄」が、芦ノ湖という「極楽」をつくったとな。
続いては、その芦ノ湖へ。
近江ちゃん、上機嫌🎵
やって来たのは、九頭龍神社。
ネギのツゲさん。
女性に人気の神社だとか。
九頭龍伝承は、仏教と関係があるようです。
芦ノ湖は、古くは万字ヶ池といったようです。奈良時代に万巻上人という人が、仏法を説いて毒龍を調伏したのだそうです。
そうして湖の守護神となった龍を祀ったのが九頭龍神社だそうです。
本来は水神様ですが、商売繁盛や恋愛成就にもご利益あるのだとか。
猪目紋は文字通り猪の目を紋様化した伝統的な紋様で何処にでも見られるものです。
ハート形見えるから縁結びというのは、なんかこじつけっぽい。
信じるものは救われるてかw
この九頭龍こそが箱根の地獄の手がかりだそうな。
ところが…
昔は、若い娘を人身御供に差し出さなければならなかったのじゃそうな。
それを、万巻上人が湖中の逆さ杉に縛りつけたのじゃそうな。
ということで、再び湖上へ。
水中に立木を発見。
なぜ湖に木が直立?
芦ノ湖の西にそびえる外輪山では、大地震や大雨が降ると、地滑りが起きるそうな。
この時、木も土砂と一緒に湖に沈んだ。
さらに、その勢いで津波が起きた。
火山の噴火や山体崩壊の記憶とかも言い伝えられたりしているのかも。
近江「湖でも津波が起きるんですね」
考えられています。
大きな被害を受けた昔の人々が…
湖や土に埋まっている木のことを「神代木」というそうな。いわゆる埋もれ木ですかね。
神代木に座ってた。
表面が黒くなる特徴がある。
タモリ「何だろうね?」
何故か女湯に潜入❤
女湯の壁が寄木細工でした。他の場所にも寄木細工はあると思うけど、何故にわざわざ女湯に潜入したのかな。
日本にこういう黒い木は神代木ぐらいしかないそうな。
寄木細工は…
模様をつくります。
箱根の寄木細工が生まれたのは江戸時代だそうな。
地獄のつくった神代木が極楽になった。
わざわざ女湯に潜入したのは景色も抜群だからかって、電線邪魔!
男湯は1階下だって。
せっかくだから入浴する?
これがやりたかったのね。
タモリ「これでビールがありゃね、本当に極楽」
宮ノ下は透明な食塩泉だった。
一方、ここのお湯は硫黄泉の白濁湯。
萬年「この温泉がどこで生まれているのか分かる場所へお連れしようと思います」
近江(これから温泉に入って、美味しいもの食べるんじゃないの?)
今回、近江ちゃんのテンションが高い理由がわかったぞ。気分は慰安旅行🎵
何故か名門ゴルフ場へ。ゴルフ狂時代を語る森田一義氏。近江ちゃん世代は、たけし・タモリ・さんまのお笑いビッグ3が、毎年ゴルフで死闘を繰り広げた時代を知らないかあ。
池に案内されたタモリさん。
池の水は白く濁っていない普通の水。
この水が白濁湯のもととは、どういうこと?
現在地は、ここ。
地下水を豊富に含んでいます。
地下深くには、宮ノ下と同様にカルデラがつくった透明な温泉があるんですが…
地表まで湧き出してこられないんです。
温泉がなければ箱根じゃない!
どうしたらいい?
近江「えっ!」
タモリ「サラサラサラッと入れてねw」
それは問題大ありだろ!
やっぱり今回も絶好調の近江アナ。
そんなことはしません。
あんなところで!
めっちゃシンプル!
塔の下からは硫黄の成分を含んだ高温の噴気が上がっている。そこに池からくみ上げた湧水をかけると、混ざり合って白濁の温泉に生まれ変わる。
原理としては天然の温泉と同じ。それを人力でやっているだけ。
蒸気井温泉というそうな。
昭和の始めに導入しました。
近江「出来たて温泉🎵」
何故かテンションが上がる近江アナ。
92℃くらいあるそうな。
近江「熱い!」
地獄がないと極楽は生まれないということね。
近江ちゃんは出来たて好き?
盛り沢山でした。
近江、反省。
上機嫌で絶好調の近江ちゃんでした。
絶対に慰安旅行だと思ってたな。
箱根は奥が深いです。
次回は

📄関連日記
🌸京都・清水寺でブラタモリ(4) ~地獄を? - 森の踏切番日記
🌸京都・祇園でブラタモリ(1) ~祇園町南側どす - 森の踏切番日記