『ブラタモリ』#63別府
~巨大温泉都市・別府はどうできた?
😽業界人「プーベツでパイオツがダシモロのゴクGCムーがまいう~」
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先週に引き続き別府温泉第二弾。
タモさんのお祖母さんの殺し文句。
「#62別府温泉」と「#63別府」の違いは何?
別府八湯は、温泉の量・種類とともに日本一。(先週の#62別府温泉より)
江戸時代の温泉番付では浜脇温泉と別府(小別府)温泉が西方の上位を占めていて、浜脇温泉の方が番付上位だった。
では、巨大温泉都市・別府は、どうやってできたのか?
😽ぬこ「知るか!」
😺このエレガントな後ろ姿はもしや。
😺お懐かしや。
😺松田センセ。
📄ブラタモリ#27熱海(2016年1月16日放送)
🔘竹瓦温泉 - Wikipedia(写真著作者・大分帰省中)
🐱竹瓦温泉は置いといて、港に向かいます。
タモリ「古い積み方ではありますね」
タモリ「港をつくった跡でしょうね」
🐱ここからは、別府市 - Wikipediaも参考にしました。
♨1873年(明治6年)、大阪との定期航路ができる。関西と直接つながった別府村は急速に発展していく。
♨1889年(明治22年)、別府村が自治体として発足。
♨1893年(明治26年)、町制施行、別府町になる。(浜脇村も浜脇町になる)
♨1906年(明治39年)、(江戸時代一番賑わっていた)浜脇町と別府町が合併した別府町が誕生(対等合併)。
草彅「更に港の周りには、とっても珍しい光景が広がり、別府を訪れた人たちの間で評判を呼んでいました」
センセ「こんなふうに砂浜を掘ればどこからでも湯が湧いてくるというふうに言われておりまして自分で好きなところを掘って、こういうふうに砂湯を楽しんでいたんですね」
センセ「そうですね。じぁあ…、折角なのでこういう雰囲気を追体験してみたいなと」
タモリ「ああ…、分かりました」
近江「追体験?」
😽エレガントにディープな提案をする松田センセ。ノリノリのタモリさん。ついて行けない近江ちゃん。
タモリ「じゃ、記念撮影してもらおうか」
😽角度を細かく注文する森田氏。
近江「ああぁ…腹筋が…」
案内人「とっておきの写真があるんですけど」
😽案内人「旦那、いいブツがありやすぜ」
😽業界人「プーベツでパイオツがダシモロ」
タモリ「いいだろうな、ここで砂にまみれて。おおらかに」
小さな温泉地だった別府(小別府)は、港が出来たことによって、たくさんの人が集まり大きく発展していった。
草彅「続いてタモリさんがやって来たのは」
明治の終わりに浜脇町と合併した別府町が、その後どう発展したか?
不老泉。長寿長命の温泉として人気。
センセ「先ほど見た地図にも不老泉が描かれていた」
センセ「その道がこちら」
草彅「実は、このまっすぐな道こそ」
草彅「大きく関係しているんです。どういうことでしょう?」
センセ「この道は明治43年から始まった市区改正事業によってつくられています」
😽砂湯、別府港、砂湯、源左ェ衛門尻。
タモリ「計画的に一挙にこんなにきれいになってるんだ」
😽元が鄙びた土地だったからか、住民が協力的だったからか、強力な推進者がいたか。
道をまっすぐに整備したのに、どうして曲がりくねった道が残ったのか?
タモリ「この曲がり方は…、だいたい川ですよね」
流川という川が暗渠となって今も残っている。
タモリ「うれしそうだね、暗渠」
😽知ってる言葉が出てきてうれしい近江アナ。小学生かっ!
江戸時代の地図を見ると、「湯ノ川アリ」とある。
その証拠が残っている松下金物店に向かう。
🐱昔ながらの金物屋さんだな。
タモリ「マイ温泉があるんですか!?」
松下さん「はいどうぞ」
タモリ「へえ~、ぜいたくですね」
🐱タモさん羨ましそう。そのうち別荘に温泉作りそうな勢い。
タモリ「かけ流しね!」
🐱地元の人の感覚では、たれ流しなんだな。
明治以降、港が近く、温泉の開発が進みたくさんの旅館が建ち並んでいた流川沿いは、当時一番にぎわっていた。
ここにまっすぐな道を通して流川通りと名付けた。
🐱賑わってる所は手がつけられないものな。
😽草彅「おやおや、タモリさん、暗渠の先が気になりますか」
😽暗渠探偵タモリの事件簿
近江「暗渠巡りの機会はなかったですね」
普通はない。
😽近江ちゃんは、出来の悪い学生扱いだな。
😺松田センセ、楽しそう。
近江「暗渠を見分けるのポイントってあるんですか?」
暗渠探偵「妙な曲がり方」
暗渠探偵「川はほら、低いとこ低いとこ行きますから」
🐱水の気持ちになって、どちらに流れるか考える森田氏。暗渠探偵も悩むハイレベルの事件らしい。
暗渠探偵「水の気持ちになると左の道が怪しい」
暗渠探偵「ひとつ気になるのはここの建物の並び方」
暗渠探偵「行ってみましょう」
暗渠探偵「これだ」
女刑事タカラヅカ「見つけましたね」
😽草彅「暗渠探偵の名推理によって、事件は解決した…かに思われた」
😽タカラヅカ「ほんの~ちょっと~水面が~見える~場所が~あ~る~🎵」
🐱暗渠探偵は、ミュージカルが嫌いだけど、宝塚歌劇団はどうなんだろ?
😽タカラヅカ「今~ここだけ~が~水面が~見える~🎵」
🐱暗渠探偵、満足そう。
🐱恒例の剛クンを探せ。近江ちゃん、バイト中?
草彅「続いてタモリさんがやって来たのは」
♨1924年(大正3年)市制施行、別府市になる。人口は1906年の合併時の約3倍(36,276人)。
😽女刑事タカラヅカは、京都府警から事件の調査のため別府を訪れていたのだ。そこで、観光に来ていた暗渠探偵タモリと孫娘の駆け出しルポライター近江ちゃんと知り合ったのだった。
タカラヅカ「近代都市の都市軸といえる街路の突き当たりが遊園地なんですね。何とも別府らしい」
昭和の初め、さまざまな観光娯楽施設が作られた。
高さなんと24m。当時東洋一の大きさ。
九州の宝塚。
1929年(昭和4年)別府遊園開業。
🐱昭和の初めの日本は、観光ブームだったと記憶している。大仏とか、少女歌劇団とか、遊園地とか、ケーブルカーとかが、各地の観光地で作られたと記憶している。その中でも、別府は特異な発展を遂げた大温泉都市なのだそうだ。
タカラヅカ「実は、この山は遊園地をつくるために開発されたのではなく、別の目的で開発が進んでいた山」
😽タカラヅカ「それは~、何だと~、思う~か~ね~🎵」
😽タカラヅカ「それでは、事件があった現場に案内しましょう」
😽不審な行動をする案内役の大分県警刑事永野警部補。
1903年(明治36年)、この山でとても質の良い鉱脈が見つかり最盛期には年間20kg近くの金がとれていた。
最盛期には200人以上が働いていたが、1916年(大正5年)に閉山した。
もともと温泉が湧いていたのだが、さらに高温の温泉が湧き出した。
温泉地への影響を心配した住民の反対運動や不況の影響などもあって、採算が取れなくなったようだ。
タカラヅカ「入ってみましょうか」
😽二人を旧坑道へと誘うタカラヅカ。彼女の目的とは?
タモリ「おお…うわっ、すごい! 眼鏡曇って何も見えない! 熱い!」
😽暗渠探偵の身に何が!?
タモリ「45℃ありますよ」
近江「しゃがむと涼しいです」
😽タカラヅカ「フフフッ、おわかりになって?」
タモリ「こんな状態ではできませんよ」
タカラヅカ「金山と温泉の上にある遊園地」
草彅「温泉都市になっていったんです」
タモリ「湯気が出てる、頭から」
センセ「私は、もうちょっとここで温まっていきますので」
😽タカラヅカ「私の正体は、怪盗タカラヅカ。ここで~お別れよ~🎵」
🔎鉄輪温泉Google マップ
🙀すみません。少しふざけすぎました。m(_ _)m
♨1935年(昭和10年)9月4日、石垣村、朝日村、亀川村を編入。
鉄輪温泉は、長期間滞在する湯治客向けの温泉として人気。
貸間のスタイル。
案内人「昔ながらの湯治がどんなものか体験してみませんか?」
😽最近のブラタモリは、グルメも有りね。某食べ物屋さんの希望なのか?
野菜や肉をザルにおいてぶら下げて、ふたをして10分から15分置いておくだけ。
😽地獄で蒸して、極楽の味。上手いこというな。
タモリさんも挑戦。
🐱合併することによって、それぞれ特徴のある温泉地を一つにまとめて魅力を発信。
🐱この時期は、戦時体制に向かいつつあることから、全国的に合併が進んだという事情もあると思う。
🐱また、別府観光の父と呼ばれる油屋熊八(1863-1935)という人物がいたことも大きかったようだ。
🐱「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」というキャッチフレーズを書いた標柱を富士山をはじめとして各地に設置するなど様々なアイデアを実行し別府温泉を全国に宣伝したという。(油屋熊八 - Wikipediaより)
🐱最近話題になった温泉マーク♨を広めたのも油屋熊八らしい。(考案者ではない)
😽近江(美味しそ~)
😽近江(こっちも美味しそ~)
タモリ「ナスビからいってみましょうか」
タモリ「野菜の甘さが全然違いますね」
近江「あっ、ナス? すみません」
🐱ポン酢をかけると、また味が違うそうな。
案内人「私もせっかくなんで」
🐱地元の人にはあまり馴染みが無いそうな。
😽業界人「ゴクGCムーまいう~」
😽近江(今日は変なセンセイに付き合わされたけど、美味しいものが食べられたから、まあいいか)
😽近江(🎵🎵🎵♨)
♨1945年(昭和20年)、別府市は戦災にほとんど遭わずに終戦を迎える。人口急増。進駐軍の駐留開始。
😽米軍は、最初から保養地にするつもりでいたのか?
🐱戦後は典型的な観光地の発展と衰退を経験、近年は留学生や外国人観光客が増加しているという。
😽やはり、犯人は永野警部補だったか。
😺今回は、充実した内容だったなあ。
おまけ
センセ「自噴してるんです。道端のマンホールから」
近江「また小説が書けそうですね」
タモリ「タイトルだけは俺上手いんだよね」
次回のブラタモリは
こちら➡神戸の港でブラタモリ - 森の踏切番日記
その次➡神戸の街でブラタモリ - 森の踏切番日記
😽なんか、楽しそう。
😽松田センセは、レギュラーでお願いしたい。🐥
『絵はがきの別府』
古城俊秀・監修、松田法子・著(左右社)
📄関連日記