読書
11月の読書録04ーーーーーーー 羊をめぐる冒険 村上春樹 講談社文庫(1985:1982) ★★★★☆ ──────────────────── 「変な言い方かもしれないけれど、今が今だとはどうしても思えないんだ。僕が僕だというのも、どうもしっくり来ない。それから、ここがここだと…
11月の読書録03ーーーーーーー オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティー 山本やよい訳 ハヤカワ文庫(2011/04/25:1934) ★★★★ ──────────────────── 「〈前略〉友よ。あらゆる階級、あらゆる国籍、あらゆる年齢の人が集まっている。これから三日間、この…
11月の読書録02ーーーーーーー わたしを離さないで カズオ・イシグロ 土屋政雄訳 ハヤカワ文庫(2008/08/25:2005) ★★★★ ──────────────────── カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞しなければ、この小説を読むことはなかったと思います。実をいうと、私…
11月の読書録01ーーーーーーー 日の名残り カズオ・イシグロ 土屋政雄訳 ハヤカワ文庫(2001/05/31:1989) ★★★★ ──────────────────── ずっと気になってはいるのだけれども、なかなかきっかけがなくて読まずにいる作家が何人もいて、その中の一人がカズオ・…
10月の読書録07ーーーーーーー 非線形科学 同期する世界 蔵本由紀 集英社新書(2014/05/21) ★★★☆ ──────────────────── 本書は、2007年に刊行された『非線形科学』(集英社新書)の続編にあたる。この前作については、ちょうど去年の今頃の読書録で紹介した…
10月の読書録06ーーーーーーー 着想の技術 筒井康隆 新潮文庫(1989/09/25:1983) ★★★☆ ──────────────────── 八月に筒井康隆の『創作の極意と掟』(講談社文庫)を読んだときに本書の事が出てきたので確認しようと思ったら手元になかった。未読だったかと…
10月の読書録05ーーーーーーー デート・ア・ライブ17 狂三ラグナロク 橘公司 ファンタジア文庫(2017/08/20) ★★★ ──────────────────── 〈Nibelcole〉 前作『デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン』に引き続いて、本作を読んだ。やっと最新巻が読めた。ふぅ…
10月の読書録04ーーーーーーー デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン 橘公司 ファンタジア文庫(2017/03/20) ★★★ ──────────────────── 〈TOKISAKI Kurumi〉 今回は、久し振りに時崎狂三がメインキャラクターということで、ストーリーが大きく動くことを期…
10月の読書録03ーーーーーーー 高熱隧道 (新潮文庫) 作者: 吉村昭 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1975/07/29 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (41件) を見る ♨吉村昭の『高熱隧道』を読む(1) - 森の踏切番日記の続き 仙…
10月の読書録03ーーーーーーー 高熱隧道 吉村昭 新潮社(1967/06/20) ★★★☆ ──────────────────── 我が家の押し入れには、祖母や伯父が遺した昭和の本がしまってあるのだが、その中に吉村昭の作品が何冊かあって、以前読んだことがある。読んだのは、『戦艦…
MY LIBRARY ーーーーーーーー 昭和新山 新田次郎 文藝春秋社(1971/11/05) ★★★★ ──────────────────── 11月4日(土)放送のNHK『ブラタモリ #89洞爺湖』を視聴して、思い出したのが本書である。これは、1971年に刊行された新田次郎の短編集だが、表題作の…
10月の読書録02ーーーーーーー 夏子の冒険 (角川文庫) 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング 発売日: 2009/03/25 メディア: 文庫 クリック: 18回 この商品を含むブログ (39件) を見る 三島由紀夫のラブコメ小説を読む~『夏子の冒…
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10月の読書録02ーーーーーーー 夏子の冒険 三島由紀夫 角川文庫(1960/04/10:1951) ★★★☆ ──────────────────── この小説は、昭和26年(1951)、三島由紀夫が26歳のときに「週刊朝日」に連載し、年末に刊行された娯楽色の強い小説です。三島は、この連載の…
9月の読書録12~14ーーーーー デート・ア・ライブ(13)~(15) 橘公司 ファンタジア文庫 ──────────────────── 〈HOSHIMIYA Mukuro〉 今年の7月に『デート・ア・ライブ』の第1巻から第12巻までをまとめて読んだのだが、8月に最新巻が出たので、残りも…
10月の読書録01ーーーーーーー アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック 浅倉久志・訳 ハヤカワ文庫(1977/03/15:1969) ★★★★ ──────────────────── 最終世界大戦後、地球は放射能灰に汚染され、生き残った人々の多くは他の惑星へ植民…
9月の読書録06~11ーーーーー デート・ア・ライブ アンコール (1)~(6) 橘公司 ファンタジア文庫 (2013/05/25~2016/12/20) ★★☆ ──────────────────── 今年の7月に『デート・ア・ライブ』の第1巻から第12巻までをまとめて読んだのだが、8月に最…
9月の読書録05ーーーーーーー ファイナルガール 藤野可織 角川文庫(2017/01/25:2014) ★★★☆ ──────────────────── 藤野可織は、以前から気になっていた作家の一人で、一度小説を読んでみたいと思っていたのだが、なかなか機会がなくて、今年の9月によう…
9月の読書録04ーーーーーーー 小説読本 三島由紀夫 中公文庫(2016/10/25:2010) ★★★★ ──────────────────── 本書は、三島由紀夫の小説論・創作方法論を中央公論新社が独自に編集し2010年10月に刊行した単行本が文庫化されたものである。 昭和23年~25年の…
9月の読書録03ーーーーーーー 記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) 作者: 池谷裕二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/01/19 メディア: 新書 購入: 39人 クリック: 178回 この商品を含むブログ (152件) を見る 池…
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9月の読書録03ーーーーーーー 記憶力を強くする 池谷裕二 講談社ブルーバックス(2001/01/20) ★★★★ ──────────────────── 『人工知能はいかにして強くなるのか?』(小野田博一著・講談社ブルーバックス)で、人間の「学習」と人工知能の「機械学習」との…
9月の読書録02ーーーーーーー 日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語 (ブルーバックス) 作者: 山崎晴雄,久保純子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/01/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 近畿三角帯と阪神淡路大震災の話 『…
9月の読書録02ーーーーーーー 日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語 (ブルーバックス) 作者: 山崎晴雄,久保純子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/01/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 南海トラフ地震で富士山が噴火? 『…
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9月の読書録02ーーーーーーー 日本列島100万年史 山崎晴雄・久保純子 講談社ブルーバックス(2017/01/20) ★★★★ ──────────────────── 本書は、講談社ブルーバックスの通巻2000番目になる。私が初めて読んだブルーバックスは、202番の『電波でみた宇宙』(森…
9月の読書録01ーーーーーーー おはなしして子ちゃん 藤野可織 講談社文庫(2017/06/15:2013) ★★★★ ──────────────────── 藤野可織は、1980年京都生まれ。同志社大学大学院美学芸術学専攻博士課程前期修了。2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞を受…
8月の読書録09~22ーーーーー アスラクライン 全14巻 三雲岳斗 電撃文庫(2005/07/25~2010/02/10) ★★★☆ ──────────────────── 7月に『デート・ア・ライブ』を第1巻から第12巻まで読んだので、8月は『デート・ア・ライブ アンコール』の方を読もうと思…
7月の読書録06~17ーーーーー デート・ア・ライブ(1)~(12) 橘公司 富士見ファンタジア文庫 (2011/03/25~2015/06/25) ──────────────────── 時々かる~い小説が無性に読みたくなる時があって、そういう時は少し前のラノベを読むことにしています。…